サラ・ヴォーン アフター・アワーズ


夏もピークを超えたのか9月に入ってこのところ暑さもほどほど。時折にわか雨もあってしのぎやすい。本日急な野暮用有り。午前中で終え午後は出社のつもりだったが、昼をはさんで取り込み、結局一日休みにした。夜になって時間もあったの何か聴こうかと音盤棚を眺めたが、このところの常で中々これと決めかね、定まらない。珈琲を入れたり片付けをしたりしながら思案して、ようやく取り出しのがこの盤だ。


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ジャズボーカルの大御所サラ・ヴォーン37歳の年、1961年録音のアルバム『アフター・アワーズ』。彼女は1949年と1958年にも同名のアルバムを作っている。この盤の収録曲は以下の通り。

1. My Favourite Things from The Sound of Music
2. Every Time We Say Goodbye
3. Wonder Why
4. Easy To Love
5. Sophisticated Lady
6. Great Day
7. Ill Wind
8. If Love Is Good To Me
9. In A Sentimental Mood
10. Vanity

サラ・ヴォーンがマンデル・ロウのギターとジョージ・デュヴィヴィエのベースの伴奏を従え、お馴染みのスタンダードをしっとりを歌うバラード集。彼女は後年、バニー・ケッセルやジョー・パスといったギタリストと同じようなテイストのアルバムを作っているが、その走りとなった盤。ピアノやドラムに比べ、ギターとベースだけの歌伴は独自の雰囲気があって、こうしたバラード集には好ましい。カーメン・マクレエほどではないものの、晩年はかなりコテコテの黒人オバサン風になったサラ・ヴォーンだが、この盤を吹き込んだ1961年当時はまだ三十代で、音程はもちろん表情付けやフェイクの加減など過度にならず実に上手い。クラシック的にいえば、バラードの様式感をしっかりおさえ、適切なアーティキュレーションで歌っている…というところか。

急な野暮用があったとはいえ、仕事を休めば気力回復して明日への活力がわくはずだが、それも若いうちか。この歳になると何をしても疲れとタメ息ばかりが残る。段々ポジティブに音楽も聴けなくのかなあと、サラ・ヴォーンのバラードを聴きながらいささか意気消沈の夜ではあります。


この盤の2曲目<Every Time We Say Goodbye>



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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