ブルゴス&フィルハーモニア管 ファリャ バレエ音楽『三角帽子』


きのう金曜日は今期予算計画の見直し&すり合わせ。3時過ぎから来客あって、そのまま勤務先近くの居酒屋でカジュアルな夜の部。それも早々に終わって9時前には帰宅となった。
週末だぜぇ、連休だぜぇ、イエ~イ…と思っていたら、そのままコテッとソファで爆睡。気付けば日付変って丑三つどきという、いつもの週末スタートであります。フ~ッ。このところ身辺諸々思い悩む雑事は山積みだが、ここで暴露しても致し方なし。のん気に与太記事綴りましょう。…というわけで、昨日の通勤車中で聴いていたこの盤を家のオーディオセットであらためて聴き直している。


R0012617 (480x480)   ManueldeFalla.jpg


スペインの指揮者;ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮のフィルハーモニア管弦楽団によるファリャのバレエ音楽『三角帽子』。1963~1964年にロンドン・キングスウェイホールでの録音。
クラシックギター弾きにとってスペイン近代の作品は身近な存在だ。アルベニスやグラナドスのピアノ曲がいくつもギターにアレンジされて立派なプログラムになっているし、モンポウほかギターのオリジナル曲を書いた作曲家も多い。ファリャの場合は、この『三角帽子』の中の<粉屋の踊り>などが古くからギター用にアレンジされ親しまれている。実際、スペインの作曲家の作品にはピアノ曲であれ、管弦楽曲であれ、ギターの奏法を思わせる音使いがよくみられ、編曲したものも原曲に勝るとも劣らない効果を上げることもしばしばだ。

さて三角帽子。この曲は以前から好きな曲の一つだった。以前もアンセルメ盤の記事を書いた。こうして時々聴き直すたびの色彩的で効果的な管弦楽の素晴らしさと魅力的なメロディーやハーモニーに心躍る。よくスペインの絵画や文化を論じるとき、『光と影』というキーワードが出てくるが、こうしてファリャの音楽を聴いていてもそうしたイメージを強く感じる。音楽としての明と暗、静と動、緊張と弛緩、そうしたコントラストが明確で、聴き手の心を大きく揺り動かす。ぼくはバレエについてはまったく不案内だが、この音楽に合せてステージ繰り広げられる踊りもそうしたイメージに違いない。

この録音当時ちょうど30歳になったばかりブルゴスの指揮は、この曲のそうしたコントラストを実に明確に表現している。妙にソフィスティケートされたところがなく、当時のフィルハーモニア管の優れた機能性を活用してダイナミックで表現の幅の広い演奏を繰り広げる。ファンダンゴやファルーカのリズムはときに激しく荒々しく、美しいメロディーの歌い回しは実に濃厚で妖艶だ。録音も左右いっぱいに展開するステレオイメージ、コントラバスの基音までしっかり捉えたレンジ感など、まったくもって素晴らしい。ところどころで、ヴィクトリア・ロス・アンヘルスのソプラノが聴けるのもうれしい。また手持ちの数年前に出た廉価盤では同じファリャの交響的印象『スペインの庭の夜』が入っていて、ファリャのスペシャリストであったゴンサロ・ソリアーノがピアノを弾いている。


ギター版<粉屋の踊り>


オリジナルの管弦楽版


全曲の前半



↓↓にほんブログ村ランキングに参加中↓↓
↓↓↓↓バナークリックお願いします↓↓↓
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)