C・クライバー&ウィーンフィル ブラームス 交響曲第4番


やれやれ一夜明けたらまた暑さ復活。きのう木曜日はこれでもかの30度超えだった。週末からは秋めいてくると予報では言っているが、にわかには信じがたい。まあ自然現象にとやかく言っても仕方ないッスね。はい、いずれ涼しくなります!


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さて、前回の記事でペドロッティの『歌うブラームス』を聴いて思い出した盤があった。カルロス・クライバーがウィーンフィルを振ったグラモフォン盤だ。デジタル録音も軌道にのり始めた1980年にウィーン・ムジークフェラインで録音されている。
この盤についてはもう様々なことが語り尽くされていて、今更ぼくなどが口をはさむ余地はない。元々録音が少ないクライバー。貴重なブラームス録音がウィーンフィルとの演奏で残されたことは幸いだった。ペドロッティの『歌うブラームス』を聴いて思い出した…と書いたが、このクライバー盤をあえて称すれば『しなやかに歌い、ときに燃え立つブラームス』とでも言ったらいいだろうか。彼を評してよく言われる、その場でその音楽が誕生したような新鮮さがある。どの楽章もリズムは生き生きと脈打ち、旋律は天から降り注ぎ、地から沸き立つ。音楽のすべてに生気があふれている。
そしてクライバーのひらめきに満ちた指揮に応えるウィーンフィルの音がまた素晴らしい。70年代全盛期のメンバーがみな残っている時期だろう。またムジークフェラインでの録音にしては残響は控えめで各パートの音が明瞭に捉えられている結果、クライバーの棒に反応してオケ全体の温度感が上がっていくのがよく分かる。
きのうのペドロッティ盤と同様、この曲でよく言われる、秋の暮色や枯淡の境地といったイメージとは異なる演奏だが、他に類をみない、そしてブラームスの魅力の存分に楽しめる名盤だ。


バイエルンのオケとの1996年の映像があるので貼っておく。
第2楽章。この楽章の聴き所は後半、この演奏で言えば8分10秒から弦楽群によって繰り出される主題に始まり、9分10秒でピークを向かえる辺り、そして最後のコーダに向かっての沈静。何度聴いても胸が張り裂けそうになる。この映像、ウィーンフィルとの録音と基本的な解釈は同じだし、バイエルンのオケも健闘しているが、やはりウィーンフィルとのCDの方がはるかにいい音だ。オケのアンサンブル能力や音色の魅力もウィーンフィルに軍配が上がる。




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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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