北欧の思い出 <2004年番外ドイツ編> レムシャイトとヴッパータール
突然話は飛ぶのだが…
きょうラジオを聴いていたら本日11月8日はヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見した記念日だそうだ。以前仕事で北欧を何度か訪れたことは書いた。2004年5月、2度目の北欧行きのとき、関連の仕事でドイツのデュッセルドルフに立ち寄り、車で1時間ほどのレムシャイトRemscheidという町に行った。仕事の目的は欧州最大の空調・給湯器メーカーでの打合せだった。このレムシャトという町でレントゲンは生まれた。打合せを終えて夕食まで時間、そのメーカーのボスがぼくら日本からのメンバー3名を車に乗せ、町を少しだけ案内してくれた。その道すがらレントゲンがレムシャイトで生まれたことを教えてくれた。






ロマンティック街道真っ只中にあるレムシャイトは中世の面影を残す実に美しい町だった。レントゲンの生家を直接見ることは出来なかったが、ネットで見つけたその写真は、ぼくがみたレムシャイトの家々と同じように黒い石瓦で壁がおおわれていた。市街地から少し離れた中世の古城も当時のまま美しくそびえていたし、食事をした小さなレストランもこれ以上になく美しく、伊達にロマンティック街道を名乗っているわけではないことを実感した。
このレムシャイトの近くに、ヴッパータールWuppertalという町がある。レムシャイトに行った際、この町にも仕事があって赴いた。ヴッパータールには世界最古のモノレールがあって、市内から郊外の200年以上の歴史がある動物園を結んでいる。このヴッパータールという名前がいかにもドイツっぽくて好きだったが、最近日本でもこの名前を見るようになった。この町の代表する楽団、ヴッパータール交響楽団が現在のシェフである日本人;上岡敏之と共に2007年に凱旋公演をしているのだ。その後CDが発売になり、今年もまた来日した。YouTubeに同団のプロモーションビデオがあったので貼っておこう。


当地出身の音楽も多く、指揮者のギュンター・ヴァントやハンス・クッパーツブッシュが有名だ。きょうはあれこれあって、ワグナーを聴くにはいささか疲れた。明日の晩にでも、久々にクナのワグナーアルバムを引っ張り出すとしよう。
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