ヒンデミット ヴィオラ・ソナタ ヘ長調 Op.11-4 他


南風吹き込み20℃近くまで気温上昇。暖かい土曜日。昼前、近所のショッピングセンターへ出かけたが大そうな混みようだった。二月になり、受験、就職、異動、転居など三月に向けて春到来と同時に世間も動き出す。


<ヒンデミットとベニー・グッドマン>
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そろそろ夜更けの時刻。落ち着いた弦の響きを聴きたくなり、ウィーンフィルの首席ヴィオラ奏者;ハイリヒ・コルがソロをとったナクソスの盤を取り出した。曲に従って何人かのメンバーがジョイントしていて、ピアノには日本人の乾まどかが入っている。収録曲は以下の通り。

・ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ 作品11-4
・ベートーベン:ヴィオラとチェロのための二重奏曲「2つのオブリガート眼鏡付き」変ホ長調 WoO.32
・シューマン:おとぎ話 作品132から
・ヘンデル(ハルヴォルセン編):ヴァイオリンとヴィオラのための「パッサカリア」
・ブリテン:ラクリメ 作品48

このナクソス盤、ヴィオラの魅力を伝えるのに相応しい曲が揃っているが、中でもヒンデミットがいい。ヒンデミットは自身が優れたヴィオラ奏者でもあったことから、ヴィオラのためソロ作品としてソナタを3曲と無伴奏ソナタを4曲残している。このヘ長調のソナタもその中の1曲で、後期ロマン派にドイツ近現代的手法が加味されたヒンデミットらしい作風。穏やかなロマンティシズムをベースに美しい旋律と和声にあふれる。
ベートーヴェンの二重奏曲についている意味深長なタイトル「2つのオブリガート眼鏡付き」の意味は寡聞にして知らず。調べてみようか。シューマンはヴィオラ、クラリネットとピアノのためのオリジナル作品でロマン派歌曲を聴く趣きの美しい小品だ。

ヴァイオリン族の中でヴィオラはどうも不遇な地位にあるようだが、どうして、その音色は魅力的だ。ヴァイオリンが何事も訴えたがる若い女性、チェロは逞しいようでその実ややスノッブでナルシストな男とすれば、ヴィオラは男にせよ女にせよ万事に控え目で分別ある大人の味わいだ。


ヒンデミットのソナタ・ヘ長調 第1・2楽章



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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