リョベート作品集


きのう金曜の晩、前日までの寝不足たたってかソファで爆睡。気付けば夜半をとうに過ぎていた。夏ならそのまま起きてしまおうかとも思うが、この季節はそういう気分にもならず、結局床に入って寝直した。明けてきょうは土曜日。真昼間のこの時間帯にゆっくり音楽を聴くことはほとんどないが、きょうはちょっと時間が出来たのでアンプのスイッチをオンにした。
寒いながらも陽射し差し込むこの時間に何を聴こうかと思案。きのう2月22日はミゲル・リョベートの命日だったと知って、彼の作品を集めたナクソスの盤をプレイヤーのトレイにのせた。クラシックギター愛好家を自認しながらも、久しぶりのギターの盤。


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ミラノ生まれのロレンツォ・ミケーリが弾いて2002年に録音されている。収録曲は以下の通り。

  1. スケルツォ - ワルツ
  2. 奇想的練習曲
  3. マズルカ
  4. 13のカタルーニャ民謡
  5. 即興曲
  6. 5つの前奏曲
  7. フェデリコ・ブファレッティのためのマズルカ
  8. 4つの民謡
  9. 練習曲 ホ長調
 10. ロマンス
 11. ソルの主題による変奏曲

ぼくら世代のギター愛好家にとってリョベートは、もっぱらタレガの高弟、カロルーニャ民謡の編曲者として知られている。実際はもっと多彩な活躍をした人物。何より演奏家として今に続くモダンギターの流れを作った一人だし、ギタリストとして世界各地を飛び回ったことも当時としては画期的だったように思う。この盤の収められているカタルーニャ民謡のようにシンプルで美しい曲やアレンジはもちろん価値あるが、一方で<即興曲>や<ソルの主題による変奏曲>など相当テクニカルな曲も残していて、彼が優れたヴィルティオーゾであったことが分かる。
この盤でギターを弾いているロレンツォ・ミケーリは1975年生まれというから30代後半。ナクソスにはジュリアーニやアグアド、テデスコなどの録音もあって、この盤でもいたって正統派の弾きぶりかつ切れのいい技巧を聴かせてくれる。使用楽器は彼と同郷のミラノの製作家;ロベルト・デ・ミランダとクレジットされている。スピーカーから出てくる音は極めてクリアかつ艶やかで、分離もよい現代的な楽器のようだ。


ロレンツォ・ミケーリが弾くリョベートの<マズルカ>



同じく<ソルの主題による変奏曲>。技巧のオンパレード!



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Lorenzo Micheli

最近アグアドを聴いて端正な演奏におどろきました。 テデスコも各声部がみごとに弾き分けられていて、歌い方も豊かで、最近毎日聴いています。 リョベートはまだ聴いていないので注文しました。

Re: Lorenzo Micheli

wakabaさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
リョベートを聴くた限りでは、とてもテクニカルでありながら表現としては極めて正統派と感じました。アグアドを端正に弾いているとのこと。古典的な様式感をしっかり身に付けている奏者のようですね。

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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