ベーム&ベルリンフィル シューベルト 交響曲第5番 変ロ長調


週明け二日目。都内では桜も開花。関東内陸の当地でも一気に気温上昇の一日となった。大過なく業務終了後、夜は所属部内の懇親会。4月新組織に向けての解散会的位置付け。勤務先近くの隠れ家的和風ダイニングにて地鶏他美味しくいただく。幹部抜きの遠慮のいらない飲み会ということもあって大いに盛り上がり、10時過ぎて帰宅となった。


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帰宅後一服。日付けが変る時刻になってアンプの灯を入れる。先日SPU音出しの際に久々に聴いて感銘を受けたベーム&ベルリンフィルのシューベルト第5番をあらためてターンテーブルにのせた。1966年ベルリン、イエス・キリスト教会での録音。このペアで完成したシューベルト交響曲全集の中の1枚。

この曲、第5番はシューベルトの交響曲の中では、もっとも好きな曲の一つだ。未完成よりずっと好ましく感じる。シューベルト19歳のときの作。シンプルな構成、セオリー通りの古典的展開とロマン派的な多彩な和声感。変ロ長調の調性は明るくも落ち着いたトーンを奏でる。第1楽章の出だしから、沸き立つような魅力的な主題と安定したソナタ形式の展開にゆったりとひたれる。第2楽章はいかにもシューベルトらしい歌に満ちている。第3楽章メヌエットは短調に転じ、一聴してモーツァルトの40番のメヌエットを思わせる。中間部レントラー風のトリオはとりわけ美しい。終楽章はハイドンを思わせる快速調。ソナタ形式をとっていて、中間部や展開部では短調に転じて緊張感を高める。

ベーム&BPOの演奏は終始安定した響きと曲の運び。チェロ・バスの低弦群がしっかり曲を支えているのが、絞り気味のボリュームでもよく分かる。かなり鈍重な演奏だったかなと思いつつ針を降ろしたが、そんなことはなかった。BPOのアンサンブルも鉄壁で、きっちりとした楷書の味わい。やや暗めのトーンが60年代のBPOだ。手元には同コンビのザ・グレートがあるが、こうなるとシューベルトの他の交響曲もすべて聴きたくなる。


この演奏はおらそく当時NHKFMで流れた際に聴いている。冒頭短い導入句があってすぐに第1楽章の主題がスタート。1分11秒に第2主題が出る。提示部の繰り返しはなく2分7秒から展開部。3分5秒から再現部へ。



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No title

>第5番はシューベルトの交響曲の中では、もっとも好きな曲の一つ
こんばんは、私も同感ですね、他の曲が好きじゃないわけじゃないですが、モーツァルト、ハイドンへのオマージュ的要素も感じる魅力的な曲です。
手元にはベームのVPOとのCD(1979年)がありますが、縁があればBPOとの、できればLPをゲットしたいです。

Re: No title

michaelさん、こんばんは。
そう、5番はいいですよね。多くの指揮者が好んで取り上げるのもうなづけます。ベーム&VPO盤は持っていませんが、60年代BPOに比べるとやはり音色が明るくて生き生きしているのか、あるいはベームも歳を取って、むしろBPOとの演奏の方が闊達なのか…興味あるところです。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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