スウィトナー&SKD モーツァルト交響曲第29番イ長調


穏やかな日曜日。終日在宅。田邊ギターの弦を交換。相変わらず楽器はあまり弾いていない。ソルのやさしめの曲をぼちぼち。きょうは作品60の4番と12番のアナリーゼとチョイ弾き。そのうち演奏動画でもアップしましょう。他、語るほどのもの無し。…というわけで、続けてスウィトナー&SKDいきます(^^;


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クリーム色のジャケットがオールドファンには懐かしい1枚。70年代半ばに出ていた廉価盤<グロリア>シリーズ。当時の新潮文庫のカバー色を模したジャケットで、レコードの文庫本を目指したのだろうが、当時も今もまったく冴えないデザインという印象だ。収録曲は交響曲の29番と<アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク><セレナータ・ノットゥルノ>。当然ながら29番に針を下ろした。25番と共に10代後半のモーツァルトが書いた傑作の一つだ。
第1楽章、すぐにモーツァルトと分かる係留音を多用した印象的なフレーズで始まる。穏やかなウィーン趣味を絵に描いたようなといえばいいだろうか、一度聴いたら忘れない主題だ。実際この盤を学生時代に買ったときも、FMで聴き、一度で気に入ってレコード屋に走った。貧乏学生ゆえにグラモフォンのベーム盤には手が出ず、廉価盤のこの盤を「かっこ悪いジャケットだなあ」と思いながらも、スウィトナーとSKDのモーツァルトは最高さと自分に言い聞かせたものだ。
この29番の録音は確か1960年。きのうの記事に書いた40番・41番のエテルナ盤より15年近くさかのぼる。そのせいか、あるいは曲の性格からか、この盤でのスウィトナー&SKDの演奏は、控え目といっていいほど中庸で穏やかだ。もちろんいい意味での中庸と穏やかさで、SKDの響きはしなやかで美しい。41番でみせた颯爽とした鮮度の高さとは方向性が異なる。テンポもややゆっくり。しかしこの29番には相応しい解釈だ。後年、ジェイムス・レヴァインの同じ曲を買い求めたが、せかせかとした曲の運びでがっかりしたことがあった。この盤に関して、このスウィトナー盤がぼくの基準になっている。久しぶりに聴いたが、やはりいい演奏だ。


ベーム&VPO。一音一音かみ締めるように進める。いかにもベーム。60~70年代のスタンダード。こんなに生真面目かつ立派に演奏しなくても思ってしまうほどだ。



アバド&BPOの演奏で第1楽章。再現部の始まりあたりまで。こういう曲だとアバドも悪くない。優雅なウィーン風というよりは明快なイタリア調だ。



こんな手作り感のある演奏もこの曲には相応しい。




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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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