Mr.S氏 ブルックナー交響曲第7番ホ長調


ここ数日NHKFM夜のベストオブクラシックでは、昨年のルツェルン音楽祭のライヴ音源を放送している。帰りのプリウス号の中で先日はウェルザー=メスト&クリーヴランド管のブルックナー第4番、昨夜はマンフレット・ホーネック指揮マーラー室内管弦楽団でベートーヴェンの7番やピアノのラン・ラン(パンダにあらず)を迎えて<皇帝>をやっていた。海外の放送局から送られてくる音源の放送はぼくが学生の頃からあり、楽しみの一つだった。ヨーロッパでの録音は、日頃聴きなれているN響@NHKホールの録音とはまったく違う響きだった。ホールの響きも違うだろうし、録音の手法も昔から違うのだろう。段々年老いて(いまもその過程だけれど)、CDを買う気力もなくなったら(いままさにそんな感じだ)、夜毎の楽しみはNHKFMのベストオブクラシックをソファに座って聴くことになるだろう。とかく批判されるNHKだが、夜のコアなクラシック番組だけ続けてくれれば、あとは好きにやってくれといいたい気分だ。


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一昨日の記事、なんと早々に動画が削除されてしまった。ぼくの記事がきっかけかどうかはわからない。せっかくヨッフムのブル7序奏リアルタイム中継?を試みたのに残念。めげずに今夜もブルックナーを聴こう。
90年代後半に出て評判となった通称ミスターS氏ことスタニスラフ・スクロヴァチェフスキーとザールブリュッヘン放響による一連の録音の一つ。最終的には全集を完成させたが、手元には4番、5番、7番、8番がある。この第7番は1991年の録音。
いい演奏だ。まず響きが美しく透明だ。各声部の動きが克明にわかる。単純に演奏したらこんな風にはならないだろう。スコアをよく読み各パートのバランスを完璧に心得て、それをオケに徹底させている証拠だ。これをもって職人技というべきか。それでいて総体としての音楽はゆったり深く流れる。随所で聴かれる金管群のコラールなども遠近感がよく出たアンサンブル。ブルックナーがしばしば室内楽的といわれる側面を感じる演奏だ。
スクロヴァチェフスキーは60年代から活躍していたが、メジャーな存在ではなく、特に日本では90年代後半以降に知られる存在となり、N響や読響の指揮台にしばしば立つようになった。もはや高齢といってよい歳だが、妙に巨匠然とならず、ひょうひょうとしている様も好感が持てる。


2011年にBPOを振って絶賛されたときの演奏。ブルックナー第3番第3楽章スケルツォ。ほんのさわりだけ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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