<再掲載> ヨッフム&BPO ブルックナー交響曲第7番ホ長調



ヨッフム&ACG来日公演の映像が復活していたので再度アップする。

===6月5日の記事===

一昨日の6番で、ブルックナー魂に火がついた…わけでもないが、今夜も続けてブルックナーを聴く。今夜は6番に比べるとずっとポピュラーな7番。名曲だけに手元にもマタチッチ盤、ベイヌム盤、ブロムシュテット盤、ワルター盤、コンヴィチュニー盤など、何枚か思い出深い盤があるのだが、今夜はヨッフム&ベルリンフィルによる60年代の録音を取り出した。


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ヨッフムは50年代終わりから60年代半ばかけてバイエルン放響とベルリンフィルを振って、当時としてはまだ珍しかったブルックナーの交響曲と宗教曲の全集を作った(現在もCDで入手可能)。手元にはその全集LPセットもあるが、今夜取り出したのは60年代の2枚組で、第7番の他、3つのモテットと詩篇150篇がカップリングされている。1964年ベルリンイエスキリスト教会での録音。この時期の独グラモフォンの特徴であるレーベルのチューリップも懐かしい。この盤もきのうのハイティンク&ACGの6番同様、ジャケットに手書きで1976年8月と記されているので、きっと同時に中古で手に入れたものと思う。
60年代、独グラモフォン、ベルリンフィル、ヨッフム…これだけのキーワードで連想する通りの演奏が繰り広げられる。重心が低くやや暗いベルリンフィルの音色、深く響くコントラバス。解釈としては後年のSKDと再録音したEMI盤よりもオーソドクスで、より独墺系らしいブルックナーを感じる。第一楽章のじっくりとした歩み、第二楽章の荘重なコラール…まさにブルックナーを聴く楽しみここに極まれりの感がある。実はSKDとのEMI盤も何度か聴く機会はあったのだが、もひとつしっくりせず、結局手に入れていない。今夜この旧盤を聴いた限りでは、これで十分との感を強くした。

ヨッフムが晩年来日した際のブルックナー第7盤はCDになっていて、1年ほど前に記事に書いた。YouTubeの映像はその後削除されてしまったが、最近また見られるようになったので貼っておこう。1986年昭和大学人見記念講堂。半年後の1987年3月自宅で死去したというのが信じられないほどかくしゃくとした、チョ~かっこいい指揮姿だ。第一楽章の序奏部分を以下実況中継風に。映像の有無で随分違うが、大体はこんなことを心の中でつぶやきながら音楽を聴いている。



01:00 ヴァイオリン群のトレモロによる「ブルックナー開始」にのってチェロとヴィオラが主題を奏でる。
01:25 ヴァイオリン系トレモロうるさい。ちょっと抑えてよ。
01:30 OK、いいよ。
01:39 ヴァイオリン、ここから出てきてほしいんだよ
01:43 アクセントしっかり。
01:50 もっと深く強くアクセント!
01:54 弦楽群、みんなもっと歌え!
02:02 ここからフレーズの終わり向かって一旦クールダウンだ。
02:19 3、4拍目、分割でふるぞ。テンポつかんでよ!
02:24 さあ今度は低弦群がトレモロ、ヴァイオリン系メロディだ。コンバスしっかり響かせてよ。
02:32 <ホルン弱いながらもしっかりハーモニーを支える>
02:56 低弦群、ここでトレモロの頭にアクセント。
03:11 ヴァイオリン、今まででもっとも高い音域のピーク。低弦群のザワザワとしトレモロも次第に盛り上がる。
03:28 ヴァイオリン、このフレーズたっぷり粘ってちょうだい。
03:40 静かに静かに。
03:58 ちょっと山を作って、次のフレーズに入るぞ。
04:04 コンバスの1拍目テヌート気味に、切らずに残っていい感じ。
04:04 さあ木管。テンポ・プリモでしっかり歌って。ホルンの刻みもテンポキープして。
04:23 チェロ、バス、聴かせどころだな。ヴァイオリン群の合の手はチェロ・バスをよく聴いて呼応するように。
04:47 ここの転調で木管につながるところは、全員気分チャンジしてよ。
04:55 さあ、弦楽群、歌え歌え!
05:05 コンバス、もっと出てきていいぞ。
05:25 このあたりの経過句でのコントラバスの動きはたまらん!
05:45 コンバスのピチカート、たまらん!ホルンの旋律よりコンバスの音に耳がいく。
05:57 トランペット、アクセントだ。ただしホルンを消さないように。
06:02 低弦群のピチカート、ここで強く!
06:17 さあ、序奏最後に山に向かって上り始めるぞ。コンバスのオルガンポイント、しっかり!
06:38 テンポ、少しずつ煽るように上げまっせ!
07:01 さあ、フレーズの終わりに向けて大きくリタルタンド。指揮棒みてテンポつかんでや。
07:06 主部へ突入


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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