ムラヴィンスキー&レニングラードフィル 管弦楽名演集


きのうに続き梅雨の合間の晴れ日和。気温は30度を超え、湿度も高く、スカッとした暑さには遠い。もっとも夏が苦手な身にはスカッとでもジメジメでも往生するには変わりないのだが。 昼をはさんで久々にギターの練習。スケール、エチュード、小品を拾い弾き。いつものパターンで2、3時間弾いただろうか。ギターといえば、このところmixiのイヴェントにも行ってないし、宅内録音も絶えて半年。まあ、そのうち復活しましょう。…というわけで、何かスカッとする盤はないかと思案し、この盤を見つけた。


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有名なムラヴィンスキーと手兵レニングラードフィルによる管弦楽小品集。昔から何かと引き合いに出される演奏だ。1965年2月にモスクワで行われた一連の演奏会の中からピックアップしたものと思われる。曲の終わりには拍手も入っている。手持ちの盤は1977年に廉価盤で発売されたときのもの。
この盤を有名にしたのは、ひとえにグリンカの歌劇<ルスランとリュドミラ>序曲の演奏だろう。この曲はオーケストラのアンサンブルを誇示するピースとしてしばしば演奏される。この盤は一般的なテンポの3割以上の飛ばしっぷり。しかもそれが暴走とならず、一糸乱れぬアンサンブルで実現される。ぼくも学生時代の終わり頃に評判を聞きつけてこの盤を手に入れたのだが、四畳半の下宿に帰って針を下ろしたとき、それこそ腰が抜けるほど驚いたのを記憶している。この時代、つまり冷戦真っ只中の60年代半ば。ムラヴィンスキーもレニングラードフィルも、鉄のカーテンの向こう側にいる凄い連中の域を出なかったが、いくつかの盤でその恐るべき実力が伝わってきた。この盤やムジークフェラインで録られたDG盤のチャイコフスキーの交響曲などは、そうした噂と評判を決定的にした演奏の一つだろう。久々に聴くと、確かにそのテンポには相変わらず驚くが、その中できっちりとフレーズの表情をいきいきと描いていることを再確認する。この盤の収録曲はモーツァルトからワグナー、ドビュッシーまで、いささかごった煮の感があって、ドビュッシーなど、少々雰囲気に欠ける演奏もある。しかし、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルにドビュッシーを期待しなくてもいいだろう。今や語り草の、鉄壁の合奏能力を誇った往時のコンビに拍手を送りたい。


まずはリファレンスとしてこれを。マルケヴィッチ盤。これもいい演奏なのだが、ムラヴィンスキー盤を前にするとさすがに顔色を失う。



本命。百聞一聴にしかず。テンポに驚いていると55秒過ぎのチェロの雄弁な歌いっぷりに二度驚く。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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