メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲変ホ長調作品12


そういえば、関東地方は先週末にあっさり梅雨明け。7月に入って梅雨末期特有のゲリラ豪雨があるのかと思っていたところだった。今年は梅雨入りも早かったから期間としては平年並みか。きのうきょうと通勤途中の暑さは明らかに先週とは違う、例のムッとする暑さ到来。まあ、何でも来てくれ。


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このところ聴いていたメンデルスゾーンの交響曲だが、実は3番以降の盤しか持ち合わせていない。1番と2番は昔、カセット時代にはFMから録音したものがあったはずだが、随分昔に処分した。まあ3番以降で十分だと思っていたのが、ここへ来てやはり全曲聴きたくなる。何かの機会に手頃なボックスセットがあれば手に入れようか。交響曲はそんな具合だが、メンデルスゾーンの真骨頂とでもいうべき室内楽は、数年前に例のブリリアントレーベルの激安ボックスセットを入手済み。今夜はその中から作品12の弦楽四重奏曲を取り出した。
幼年期の習作もあるので詳しいことは不案内で恐縮だが、番号付きとしては、この作品12を第1番を称しているはずだ。英雄の調性といわれる変ホ長調だが、弦楽器だけならそういうキャラクタもないだろう。事実第1楽章はすこぶる穏やかで、甘美な旋律に満ちている。第2楽章はタレガによるギター編曲でもよく知られたカンツォネッタ。弾むようなリズムが特徴的で、ギター弾きならずとも、一度聴いたら忘れないだろう。第3楽章は4分ほどの短い楽章だが極めて美しいアンダンテ・エスプレシーヴォ。終楽章は一転、ハ短調の悲劇性を帯びたフレーズで始まる。しかも悲哀調というよりは厳しさを帯びた、闘争的な意志さえ感じる。終盤でようやく変ホ長調に戻り、穏やかさを取り戻して曲を閉じる。カルテットのみならず、有名なピアノ三重奏ほか、メンデルスゾーンの室内楽は聴き逃せない曲ばかりだ。


全4楽章楽譜付きで。画面を前にギターを抱え、初見練習かねて一緒に楽しむのにはいい題材。第2楽章のカンツォネッタは7分40秒過ぎから。



セゴヴィアの演奏。第2楽章カンツォネッタ。



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この夏はメンデルスゾーンです。

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番、なんと7月15日の山形弦楽四重奏団の定期で取り上げられた直後に、7月25日にプレシャス・カルテットが同じ文翔館で同曲を取り上げることになっています。思わぬ競演に、ドキドキ・ワクワクです(^o^)/
山響定期では、序曲「フィンガルの洞窟」「美しいメルジーネの物語」に交響曲第2番「讃歌」をプログラムしていますし、どうやらこの夏はメンデルスゾーン三昧に決定のようです。
セゴビアの演奏、いいですね~。

Re: この夏はメンデルスゾーンです。

narkejpさん、こんばんは。

それは奇遇! 確かにメンデルスゾーンの室内楽は佳曲が多いとは思いますが、そうそう演奏されるわけではないでしょうからね。ぜひ楽しんで来て下さい。
メンデルスゾーンの旬はいつかと聞かれたら、夏と答えるかもしれません。何となく、その品のいい初期ロマン派趣味と決して重くない響きなど…。湿度MAXの日本の夏ではなく、長袖で過ごせる中欧から北欧の夏ですね。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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