ラジオ体操


ぼくの職場では、午後3時になるとNHKのラジオ放送が流れて、ラジオ体操の時間になる。昼過ぎのちょうど眠くなる時間帯、また一日の疲れが溜まって仕事の効率も落ちる頃、軽く身体を動かしてリフレッシュというわけだ。意外にもみな真面目にやっている。五十を過ぎるとラジオ体操もバカには出来ない。お手本通りにやるのは中々厳しい。

昔からラジオ体操の音楽は優れた音楽だと思っていた。曲を演奏するときに意識しなければならないフレーズの緊張と解決、並んだ等価の音符における重心のかけ方、ひとつの小節内でのテンポの変化、そうしたことをまさに身をもって学ぶには最適な教材だ。加えて、体操のバリエーションごとにリズムや音域など、よく考えられている。身体を動かさずに曲だけ聴いて指揮者のまね事などすると、その辺りがよく分かる。自分で何か楽器演奏する人は、ぜひこのラジオ体操の伴奏を弾いてみる、あるいは歌ってみることをお薦めしたい。
一方、実際に身体を動かすときは、ラジオから流れる音楽にどうタイミングを合せるか考えながら体操すると面白い。19世紀後期ロマン派風にアインザッツを深めにとって、音楽のタクトに遅れ気味に行こうとか、きょうはきっちりジャストタイミングで合わせようかとか、次の体操のと間のリタルダンドとア・テンポの呼吸とか…。

何番目の体操か忘れたが、マイナー・キーの曲が出てくる。短調のときの体操はより動きに重み付けが必要でエネルギーも必要なものだったはずだ(例えば第2体操の中ほどのものとか…)。そんなことを考えながらYouTubeを覗いたら、こんな遊びをやっていた。



昔、高校の時分にモーツァルト聴き始め、数少ない短調作品がいずれも傑作であると知った頃、他のメジャー・キーの曲をマイナー・キーにすれば、もっと沢山の<短調モーツァルト>が聴けるのにと思ったものだ。実際にギターで長調⇒短調を冗談半分でやってみると案外イケる曲も多い。仲間内で集まっているときに即興でやると大いにうける。ギターの場合は、イ長調⇒イ短調、ニ長調⇒ニ短調、ホ長調⇒ホ短調、などはやり易い。即興の短調化で注意しなければいけないのは、旋律的短音階の扱い位だろう(上昇スケールのときの#2ヶ所を忘れずに)。

さて、あすは金曜日。もう一日頑張りましょうか。


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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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