G・グールド R・シュトラウス 5つのピアノ小品作品3


やはり今年の梅雨明け宣言は拙速だったか。きょうも小雨混じりの一日。首都圏の水をまかなう利根川水系。その水がめたる当地群馬のダム群貯水量は平年の6割程度にまで落ち込んでいるという。ほどほどの雨はありがたいところだ。 さて7月も末。ようやく木曜日。8時過ぎに帰宅。エアコンを除湿モードで少し動かしたあとスイッチを切り、替わってアンプの灯を入れた。 久しぶりにグールドのボックスセットを取り出す。心静まる曲はと思案して、こんな盤を取り出した。


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R・シュトラウスの作品を収めた一枚。もう1年半以上前に一度記事に書いた盤だ。今夜はトラック5から始まる「5つの小品」を聴くことにした。1979年録音。併録のピアノソナタの録音が1982年9月3日。数週間後の9月27日にグールドは病院に担ぎ込まれ、翌月10月3日死去。リリースは1984年。彼の盤歴中、最後期のものの一つ。
穏やかに始まる第1曲アンダンテ。第2曲スケルツォは、「愛の賛歌」中間部の旋律とそっくりだ。第3曲はもっとも長いラルゴ。深く内省的に沈みこむ。若さの芽吹きを感じる第3曲。終曲アレグロ・モルトでは途中フーガも交えてバロック舞曲風に華やかに終わる。
坂本龍一が推薦してからにわかに取り上げられるようになったブラームスの後期作品あたりに通じる曲想。R・シュトラウス16歳のときの作曲だそうだが、16歳の少年が一体どんなことを夢想しながら、こういうロマンティックな曲を書いたのだろうか。しかしここでのグールドの演奏は決してブラームスのときのような老成した感が強いものではなく、軽いタッチともたれないフレージングで、むしろ若き日のR・シュトラウスの連想させて心地よく、心和む。


第1曲、第2曲。



<追伸>
先日の記事でマティエカの曲について書いたが、YouTubeの音源を貼った作品23のソナタがハイドンのピアノソナタ32番を似ていると、n_n_ponceさんがコメントしてきてくれた。ご指摘の通りで、この作品の元ネタはハイドンのソナタ。その辺りの一部始終は旧友Y氏が詳しいが、楽譜出版TECLA社のサイトに解説があるので参考にされたい。ギターでクラシカルな古典の作風を楽しめるこの時代の職業作曲家の作品は貴重だ。

こちらはマティエカを取り巻いていた状況他 ⇒ http://www.tecla.com/authors/matiegka.htm
こちらはそのハイドンとの相違点確認 ⇒ http://www.tecla.com/files/filesworksdescr/matiegka/comparison.pdf


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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