ジュリーニ&NPO モーツァルト交響曲第41番ハ長調<ジュピター>


8月最初の週末土曜日。あさ起きると秋のような空が広がり、窓からはひんやりと乾いた風が吹き込んできて驚いた。天気図をみる低気圧群が日本の東に追いやられ、大陸育ちの高気圧が進んできている様子。北陸・東北も梅雨明けだそうだ。昼間は相応に気温上昇したが、ほどほどの暑さでホッとひと息の一日だった。 ところでこのブログに記事を書くのは夜遅い時間になることが多く、聴く音楽も何となく夜志向。たまには真っ昼間に、きょうの天気に相応しく明るい音楽を聴こうかと思い、こんな盤を選んだ。


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モーツァルトの41番ハ長調<ジュピター>。カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ニューフィルハーモニア管の演奏。1914年生まれのジュリーニ壮年期1965年の録音。彼唯一のデッカ録音とのこと。手元の盤は1980年に発売された廉価盤シリーズの1枚で40番ト短調がカップリングされている。これもどこかの中古レコード店で手に入れたはずだが、ほとんど針を通した形跡はない。SPUカートリッジを降ろすとノイズレスのフレッシュな音が飛び出してきた。
演奏はとても折り目正しい正統派だ。壮年期のジュリーニは晩年とは違って、少しはイタリア的なカンタービレかと思っていたので、その正統的な解釈に少々肩透かしをくわされた。テンポは中庸で各声部の誇張感がなくバランスすこぶる良好。フレーズはやや短めに切り上げていく。つまり全体として見通しのいい音楽に仕上がっている。録音も演奏に相応しく、英デッカの録音にときどきある響きの強調感もまったくなく、やや小編成と思われるオケの音が演奏同様に折り目正しく響く。どうやらこの時期のジュリーニのモーツァルトはとてもいいようだ
この録音から10年ほど経った70年代後半から、ジュリーニはにわかにメジャーになりDGを中心に多くの録音を残した。そうした60代から晩年までのジュリーニとは違った魅力を感じる1枚だ。


カップリングされている40番ト短調。この盤と同じコンビ、同時期1964年の演奏とある。


先日来取り上げているロッシーニの序曲。1959年、フィルハーモニア管との録音。お気軽カンタービレとは縁のない、丁寧で折り目正しいシンフォニックな演奏だ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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