J.Jカントロフ ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調


相変わらずダラダラと暑い日が続いているが、さすがにピークを過ぎた感あり。夜の寝苦しさもようやくなくなってきた。8時ちょうどに帰宅。ひと息つき、仕事の宿題書類を少しだけみて、さて音盤タイムとしようか。…そういえばと、取り出したのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。今月九月の当地群馬交響楽団の定期演奏会で、ドイツレクイエムと共にこのブルッフが演奏されることを思い出した。若手の会田莉凡(あいだりぼん)が来演する。


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このブログではあまり記事にしていないのだが、ヴァイオリン協奏曲は結構な数の盤が手元にある。といっても有名ポピュラー曲がほとんどだが、ブラームスやチャイコフスキーなどはおそらく共に10種以上の盤がある。ブルッフも何枚かあったと思うのだが、きょう目が合ったのは、ジャン・ジャック・カントロフがソロを取り、アントニオ・ロス=マルバ指揮オランダ室内管弦楽団がバックを務める。1983年のDENON・PCM録音。日本コロンビアがDENONレーベルで盛んにヨーロッパでの録音を進めていた頃の1枚だ。ブルッフがB面、A面にはメンデルスゾーンが入っている。カントロフは60年代にいくつもの国際コンクールで上位入賞し、G・グールドにも絶賛されたという逸話を持つ。以前記事にしたベートーヴェンの三重協奏曲でヴァイオリンを受け持っていた(このときのVcは藤原真理)。

ブルッフの第1番は他の有名コンチェルトに勝るとも劣らない。むせ返るようなロマンにあふれる佳曲。ヴァイオリンソロの名人芸だけでなく、オーケストラ部の充実した響きもこの曲の魅力だ。第3楽章はブラームスのVn協3楽章をイメージさせるジプシー風主題がラプディックに展開される。この盤は室内管弦楽ということもあって編成が少し小さい。分厚い響きを期待する向きには少々軽量級だろうが、迫力で押し切る演奏でない分、曲の持つロマン派的な微妙な色合いは、むしろよく感じ取れる。カントロフのヴァイオリンもしかりだ。強烈な個性や濃厚なロマンティシズムといった面ではあまたの名手に譲るだろうが、この楚々とした佇まいの弾きぶりは中々他に代え難い。


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諏訪内晶子と尾高忠明・札響による第3楽章。フル編成による重厚長大型演奏。



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ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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