セロニアス・モンク <ブリリアント・コーナーズ>


10月10日は体育の日…と決まっていたはずなのに、いつの頃からか記念日が成り行きで変るという、おかしなルールになってしまった。歴史の書き換えに等しい暴挙のように感じるが、そこまでして休みを連休設定にしたいのだろうか。 おっと、このブログは天下国家と人生は語りません。

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…というわけで、週末のリラックスまでまだ一日あるが、今夜は久しぶりにジャズを。
きょう10月10日が誕生日のセロニアス・モンク。1956年録音の代表作ブリリアント・コーナーズ。手持の盤は、紙スリーブの米国盤。十数年前、当時月イチで買い出しに行っていた御茶ノ水のディスクユニオンで買い求めた記憶がある。モンクの他は、ソニー・ロリンズ、クラーク・テリー、オスカー・ベティフォード、ポール・チェンバース、マックス・ローチといったメンバーが曲によって名を連ねる。収録曲は以下の通り。

 1. ブリリアント・コーナーズ
 2. バルー・ボリヴァー・バルーズ・アー
 3. パノニカ
 4. アイ・サレンダー、ディア
 5. ベムシャ・スウィング

タイトルチューンの第1曲:ブリリアント・コーナーズ。不協和音に彩られた意味ありげなフレーズで始まったあとも、度々テンポやコードワークが目まぐるしく変化する。ソニー・ロリンズの太いサックスの音が印象的。この曲はもちろんこの盤がオリジナルだが、ぼくは大西順子の演奏の方がむしろ印象に残っている。メンバーのソロまわしで聴かせるブルース:バルー・ボリヴァー・バルーズ・アーでA面が終わる。B面の第1曲:パノニカ。ここではモンクはチェレスタを弾いている。意味ありげなフレーズがリリカルに響く。モンクのピアノソロによるアイ・サレンダー、ディアを経て、最後のトラック:ベムシャ・スイングへ。ベースがポール・チェンバースに替わる。ジャズには珍しいティンパニーをマックス・ローチが叩き、それにのってソニー・ロリンズがご機嫌なフレーズを吹く。

このアルバムは「ジャズって、おしゃれ~」といった軽いノリと口当たりの良さを期待して聴くと肩透かしをくらうだろうが、このやや渋めの独自の味わいに波長が合うとたまらない魅力を感じることになる。モンクが玄人衆に圧倒的な人気を誇る理由は、その辺りにあるのだろう。


タイトルチューンの「ブリリアント・コーナーズ」。



ブリリアント・コーナーズの弦楽四重奏版。なるほどネ…



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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