ロベルト・シュトルツのウィーンナワルツ集


当地関東は台風接近で、昨夜夜半から風雨強まるも朝には峠を越した。西の空はだいぶ明るくなってきたが、すっきり晴れるのは明日以降になる様子。秋たけなわを感じこともなく10月も最後の週末だ。きょう26日は東京近郊の腕利きかつマニアックなアマチュアギター弾きが集う会に誘われていたのだが野暮用で不参加。この会、数年前に故人となったギター専門誌元編集長S氏を囲むサロンとして始まり、メンバーも相応の連中が紹介を受けて入るというもの。私は旧友Y氏の紹介で機会を得たのが、未だ参加に及ばず。次回はぜひにと思っている。
さて空は晴れず、思い雲が垂れ込め、気温も低く肌寒い。こんなときは何を聴けばいいかとしばしの思案。より一層渋くブラームスの室内楽でもいいのだが、気分転換に先日買ってまだ封を切っていなかった盤を取り出した。


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ロベルト・シュトルツの振るウィンナ・ワルツ集の2枚組。シュトルツが60年代から70年代初頭にベルリン交響楽団とウィーン交響楽団を振って残した多くのウィンナワルツの録音から抜粋したもの。以前記事に書いた盤と半分近くがダブルのだが、といって12枚組の集大成盤を買うには及ばないかと、この2枚組を手に入れた。
演奏は以前の記事にも書いた通り、古き佳き時代の薫りを残す優雅でロマンティックなもの。オケの編成も大きくたっぷりとした響き、レガートかつ息の長いフレージングが今となっては味わい深い。ウィンナワルツの祭典とでもいうべきウィーンのニューイヤーコンサートが、いささかグローバルかつ立派過ぎる感無きにしも非ず。その点、このシュトルツ盤あたりは、東と西をつなぐウィーンのローカリティを感じながら聴くには最適だ。それも、「美しき青きドナウ」や「ウィーンの森の物語」といった超有名曲から少し外れた曲を選んでしみじみ聴くのはまことに趣き深い。

シュトルツ指揮ウィーン響のシュトラウス2世「南国のバラ」



以下はイタリア人のルイジ・アルディーティが作曲し、19世紀末に欧州全土で流行したイタリア生まれのウィンナワツル歌曲「IL Bacio」邦題「接吻円舞曲」。映画「オーケストラの少女」でディアナ・ダービンが歌って現代でも知られる曲となった。当時から様々な楽器に編曲されていて、きょう参加する予定だった先の集まりで、旧友Yと当日合わせで二重奏を予定していた。(ギター二重奏版の楽譜はこちら)。

ディアナ・ダービン


ヴァイオリンとギターの二重奏。



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No title

佳いCDの紹介、ありがとうございます。

ウィンナワルツの愛聴盤は、フリッツ・ライナーのものとシュトルツのものです。ライナーはオリジナルLPで手に入れたもので、大変値がはりました。しかし何度も何度も聴いている盤です。

シュトルツのワルツ集も佳いです。ライナー同様に、ゆったりして情緒たっぷりなのが自分にあっているのかも知れません。ウィンナワルツのテンポが速い演奏は、あまり好みません。

Re: No title

バルビさん、こんばんは。
ライナーのオリジナルLPとは貴重ですね。ライナー盤は気になりつつも持ち合わせていません。そのうちどこかで出会えば手に入れたく思っています。もちろんオリジナル盤には手が出ませんが…
ウィンナワルツに関しては、シュトルツ盤の他、ケンペ盤、フリッチャイ盤、シューリヒト盤、カラヤンのDECCA盤、ボスコフスキーのベスト盤、マゼールのニューイヤーベスト盤といったところがあったかな。よく利くのはシュトルツとフリッチャイですね。いずれも、やや古風な表現で気に入っています。
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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