追悼・島倉千代子


島倉千代子が亡くなった。きょう11月8日金曜日、いつもより少し早く8時前に帰宅。夕飯と風呂を済ませて一服。さてと、PCに向かってネットに接続し訃報に接した。享年75歳。合掌。

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馬齢を重ねつつチマチマと道楽を楽しんでいるうちに手元に集まった音盤は四千枚余。クラシック7割、ジャズ・ポピュラー2割、その他1割。このその他ジャンルの1割のうちには昭和歌謡のアレコレが散在している。JPOPという言葉が生まれる以前の(日本のポップスをみなJPOPというのは大きな誤り)、すなわち80年代昭和時代までの、今となっては完全に懐メロジャンルの盤がいくつかある。その多くは当時のぼくにとってもすでに懐メロであったものが多い。小柳ルミ子、小林幸子、八代亜紀、五木ひろしあたりはまだいいとして、島倉千代子、春日八郎、小林旭となるとそろそろ怪しい雰囲気。二葉百合子、岡晴夫、マヒナスターズまで出てくるとドン引きか…ともあれ、今夜は手持のお千代さんのジャケットを眺めつつ、オルトフォンSPUの針を降ろすことに。

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テレビで様々に報道されるだろうから、ここで熱心なファンでもないぼくがあれこれいうつもりもないのだが、ヒット曲に十分恵まれながら、彼女の私生活は波乱に満ちていた。よく覚えているのは30年余り前だったろうか、彼女がセミヌードの写真集を出したことがあった。すでに歌手としては一流のベテランの域、しかも和服のイメージ。そんな彼女が水着で波とたわむれている姿は理解に苦しんだ(のちに訳あってのことと知るにいたる)。
島倉千代子は実に個性的な声と歌い口で印象に残る歌手の一人だ。デビュー当時はまだSP盤でのリリースもあった頃。近年は声の衰えを隠せなかったが、その透明なハイトーンは、一度聴いたら忘れない声だ。「人生いろいろ」で当時の若いファンも獲得したようだが、やはり彼女の真髄は昭和30年代、つまりぼくにとってもすでに懐メロ領域の曲だ。万城目正作曲、西条八十作詞のゴールデンコンビによるデビュー曲「この世の花」は、昭和歌謡の王道を行く曲想と十代にもかからわず、はかなさを感じさせる歌い口が素晴らしい。そのあとに続く「東京の人さようなら」「東京だよおっかさん」なども今となっては聴くことが出来ないおだやかなメロディーと職業詩人の手になる美しい詩だ。


島倉千代子30代半ばの1973年 with 宮田輝!



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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