コンヴィチュニーの第九


週半ばの水曜日。きょうも一日せっせと働いて9時少し前に帰宅。相変わらず夕方から夜にかけて少し咳き込む。もうかれこれ2週間も続いている。発熱はないが、やはり普通じゃない。今度の週末には医者へ行こう。
おとといの晩、イッセルシュテットの第九を聴いて、やはり第九は名曲だなあと感銘も新たにし、今夜も続いて第九を聴くことにした。聴くって誰を?…旧東独勢からスウィトナーかコンヴィチュニーかケーゲルのいずれかにしようとひとしきり悩み、最後はエイヤッとコンヴィチュニー盤を選んだ。1959年の録音。以前一度記事に書いた10年ほど前に出たベルリンクラシックスの激安ボックスセットの1枚(最近一部内容を替えて再発されたようだ)。


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先日のイッセルシュテットは楷書かつ正統派のベートーヴェンだが、ウィーンフィルの音色は明るく、イッセルシュテットもウィーンフィルの自発性を優先して、アンサンブルをきりきりと締め上げている風はない。つまり大らかでしなやかで健康的なベートーヴェン。よくよく聴くと細かなところは、ラフとまではいかないが少々カジュアルなところも散見される。
それに反して今夜取り出したコンヴィチュニーとライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管の演奏は、正統派であることに変りはないが、まったくカジュアルな雰囲気、しなやかさや明るさには縁のない演奏だ。筋肉質の音色と堅実なアンサンブルであるが、厳しく限界まで追い込み、聴く側も緊張を強いられるというものでもない。まったくあるがままに素朴で純粋な演奏といってよい。テンポは堂々として微動だにせず、オケのトゥッティは重量感にあふれる。第3楽章の美しいカンタービレも媚びて歌ったりはしない。これをもって、よくいうところの旧東独の雄:ゲヴァントハウス管の古色蒼然たるサウンドということになるのだろう。がしかし古色蒼然という言葉からイメージする古臭い感じはまったくなく、1959年の録音ながら音の状態も素晴らしい。弦楽群は左右に大きく展開し量感豊か。SN良好、レンジも広く、コントラバスの50Hz以下の基音もしっかりと響いている。木管や金管とのバランスや距離感もいい塩梅だ。唯一、STAXのヘッドフォンで聴き耳を立てていると分かるレベルだが、残量成分の最後のところだけモノラル的にセンター定位で響いてくる。オリジナルのLPと比較していないのが、おそらくCD用のマスタリングでのったものではないかと推察する。


残念ながらの第九の音源見当たらず。同コンビのベートーヴェン第2番第2楽章を。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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