ジューン・クリスティ サムシング・クール


関東地方は予報通りの大雪となった。当地積雪30センチ超。拙宅前の路地もこんな様子。手前のプリウス号も雪の中。朝方から降り出し、まだ少し振っているが、今夜半にはあがる予報だ。雪国の人たちからみると毎度のお笑い話だろう。これが平日だったら都心の交通網は完全パニック状態だ。

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幸いきょうは何も用事はなく、時折外の雪を眺めながら終日家の中で過ごした。
朝からアンプのスイッチを入れたものの、結局昼間は何も聴かず仕舞い。夜10時を回ったところでようやくレコードを引っ張り出した。

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ジューン・クリスティの代表作とされ、今でも人気の高いアルバム「サムシング・クール」。50年代前半のモノラル録音。手持ちの盤は80年代初頭の国内盤。御茶ノ水か新宿のディスクユニオンで手に入れた。ジャズに詳しいわけではないので解説めいたことを書くのははばかられるのだが、アニタ・オデイ、ジューン・クリスティ、クリス・コナーと続く、スタン・ケントン楽団おかかえの白人クールビューティの系譜ということなっている。当時の西海岸の腕利きを集めたというビッグバンドがバックを務め、時折メイナード・ファーガソン(tp)やバニー・ケッセル(g)なども加わる。そしてスタンダードの名曲がアルバムタイトル通り、「クールな何か」という趣きで歌われていく。選曲そしてアレンジ、歌唱とも派手なところはなく、落ち着きと若干の渋さも加わって、中々味わい深いアルバムだ。黒人歌手のディープでソウルフルな歌唱とはまったく違う世界。豊かで明るく健全なアメリカという感じで、これはこれでいいものだ。
清楚でキュートなその容姿とは裏腹にとんでもない酒豪で、50年代後半にはアルコール中毒になって歌手生命を短命なものにしてしまったという。アルバムから聴こえてくる歌声はそんな気配はみじんも感じさせないのだが。


タイトルチューンのサムシング・クール。50年代の終わり。プレイボーイクラブでのライヴとのこと。



1940年代。専属だったスタン・ケントン楽団のバックで。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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