モントゥー&NDR響の幻想


ときどき非公開の拍手コメント寄せてくれる某氏より、先日書いたミュンシュ&パリ管による幻想の記事に対して「コンサートホール盤のモントゥー&北ドイツ放響の幻想やいかに」とのコメントが入っていた。


Monteux-Pierre.jpg  DSCN2253 (560x560)


ハイ、取り揃えておりますよ(^^;
…というわけで、モントゥー&NDR響の幻想を取り出した。1964年の録音。手持ちの盤はコンサートホール盤ではなく、VOX原盤・米ターナバウトレーベルの輸入盤。大昔に秋葉原石丸電気で廉価で買い求めた。実はこの盤、ぼくが初めて買った幻想のレコードだ。
おそらくモントゥーは最も多くこの曲を録音した指揮者の筆頭だろう。昔から名盤の誉れ高いサンフランシスコ響とのモノラル録音(これにも1945年、1950年の二つがある)を聴いて、その素晴らしさに感銘を受けたのが、もう40年も前のこと(そのときのスピーカーが三菱2S-305であったことも、その後のオーディオ遍歴に大きく影響することになった)。その印象が強烈だったので、幻想のレコードを買うならモントゥー盤と思っていてこの盤を選んだ。もっとも今から三十年以上も前のことで、今ならあえてこのNDR響との盤を選ばなかっただろう。
この曲を隅々まで知り尽くしているモントゥーらしく、あちこちで自在な表現を聴くことができる。パートのバランスもときに強調感があって中々面白い。がしかし、録音がいささか精彩を欠く。記憶の片隅にあるサンフランシスコ響とのモノラル盤の方がずっと生々しく、この曲の持つ性格をよく表していた。LPのプレス品質の要素もあるだろうが、手持ちの盤は冒頭からSN比が十分に確保しているとはいえず、またカッティングレベルも低い。しかし、少し耳が慣れてきたところで注意深く聴くと、オケは中々健闘しているし、帯域も狭いわけではなさそうだ。終わりの二つの楽章は録音技師がミキサー卓のボリュームを意図的にアップしたのではないかと思われるほど弦も管も音像が間近に定位し、生々しく迫ってくる。復刻盤のCDなら十分良好な状態で聴けるのかもしれない。どんなもんだろうか。


サンフランシスコ響との1950年録音。


NDR響盤 終楽章



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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