閑話休題 平成二十六年三月


穏やかに陽射し差し込む日曜日。午前中は部屋の中より室外の方が暖かいほど。隣家の梅の木も七分咲き。昼を過ぎてようやく部屋の中まで暖まってきたところで、おらがグンマの誇る名品、トンビの珈琲でいっぷく。素人の下手なドリップでも相変わらずうまい。決め手は厳選された豆と焙煎だ。仕込からシティーローストで2ハゼの焙煎、そしてねかせまで入念に仕上げられていて文句なしだ。

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さて近々、チェロとの合わせ練習二回目の予定があって、少し練習を進めている。フォーレ「夢のあとに」はフラット三つのハ短調。しかもローポジションでの四声和音が続く。コードネームが書かれている写真の参考楽譜を見ればわかるように左手が緊張MAXだ。ジャン・ワンとセルシェルが雰囲気たっぷりに弾いているが、セルシェルは11弦ギターを使用。ちょうどハ短調には都合がいいし、付加された低音弦の開放音が有効に使える。通常の6弦ギターではどうしても窮屈な感じになってしまう。さてどうなるか。

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緊張が続いたあとはバリオスの「祈り」で小休止。

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突然だが、ALTECの名器612Cが駐屯中。永住予定はない…はずだが。
カシオペアミントジャムをフルボリュームでかけると、神保彰のスネアショットがパシッと痛いほどに頬を打つ。アルニコ仕様604-8Gの15インチウーハーの低音はガチガチに締まっていて8畳程度の部屋でヤワに聴くにはマッチしないかもしれない。学校の教室二つか三つ分のスペースで思い切り鳴らせば真価発揮だろう。

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…というわけで弥生三月。
いろいろ、ちりぢり、どきどきと、心沸き立ちそして乱れる春ではあります。
さあ、明日からまた年度末進行の仕事だ。Go for it !

バリオス<祈り> 京大工学部出身の北口功が名器:ドミンゴ・エステソで。



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トンビと祈り

群馬もトンビが舞っていますか?私の里、横須賀のトンビは、お弁当の肉系おかずを空から急降下して拐っていく怖い存在。群馬のトンビは人里荒らしはきっとしないのね。
ところで、
バリオスの祈り、なんていい曲でしょう!
死にゆく床で人生を振り返りながら聴きたい曲の第一候補?かも。

Re: トンビと祈り

ナタデココさん、初めまして。
スットコドッコイの与太と申します。コメントありがとうございます。

> 群馬もトンビが舞っていますか?

舞っております。天高く優雅に。上昇気流にのり、旋回しながら青空に吸い込まれるようにして昇り、そして我が空を行く風情で滑空。急降下したあとは、ときに野の獲物をくわえておりますね。可愛らしくもあり、優雅でもあり。そんなイメージを店の名前にするトンビ珈琲もあっぱれです。

> バリオスの祈り、なんていい曲でしょう!
> 死にゆく床で人生を振り返りながら聴きたい曲の第一候補?かも。

初めてコメントをいただいたナタデココさんが、おいくつか存じませんが…。私は最近、安息に満ちた死のときをイメージするようになりました。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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