デュトワ&モントリオール響 ファリャ「三角帽子」


月があらたまって五月。今年はほぼカレンダー通りの休日設定。連休後半に合せるかのように天気好転。関東地方ではあちこちで夏日到来となった。昼間の熱気が少々残る部屋。夜半を過ぎてホッとひと息。初夏から夏にかけて聴きたくなる音楽の一つを取り出した。


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ファリャのバレエ音楽「三角帽子」。シャルル・デュトワとモントリオール交響楽団による1981年の録音。デュトワが世界的な知名度を得るきっかけとなった一連のデッカ録音中の1枚。「恋は魔術師」がカップリングされている。80年代を通して、このコンビによる録音は60年代のアンセルメ&スイスロマンドのデッカ録音をなぞるように続いた。この盤の他、フランスやイタリアなどラテン系近代の作品は、仏系のこの指揮者とオケには相応しい絶好のレパートリーだった。
久々に取り出して針を落としたが、鮮明なデッカサウンドは今でも十分現役。デュトワの生きのいい曲運び、それに応えるモントリオール響のアンサンブルと音色。1978年から2002年までの長期政権となった両者の関係を示す好サンプルだ。もちろんファリャの曲そのものもよく出来ている。スペインの土俗的なリズムや旋律といった民族的要素と、フランスで学んだ近代的な管弦楽法や印象派風の楽想とがよくブレンドされていて、聴き飽きることがない。「三角帽子」は好きな曲の一つで、以前もブルゴス盤アンセルメ盤について記事にしたが、このデュトワ盤は録音の良さ、オケの実力からして抜きん出ている。プライベートでも浮名を馳せ、華麗?!なキャリアを持つデュトワに、渋いブラームスや悲劇的なベートーヴェンを期待するつもりはないが、この盤のような曲には実に相応しい指揮者だ。


カルロス・カルマー指揮スペイン放送交響楽団による全曲。オケの力量は少々難有りか。



ギターでしばしば演奏される「粉屋の踊り」2題





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No title

はじめまして。れーじんと申します。Miolin氏のギターは、穴?が上のほうにあるんですね~

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Re: No title

れーじんさん、初めまして。コメントありがとうございます。
このミオリン氏のギターには弦が13本ありますね。多弦のギターは19世紀にも大いに流行りましたが、その後はもっぱら6弦のギターが隆盛。70年代になってからまたいろいろな多弦が出始めました。サウンドホールがボディー中心にないギターも、いくつかあります。
90年代になってからチェロにように構えて弾くギターも考案されています。
これです⇒
http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/blog-entry-722.html

以下の記事の、美女三人とお兄さん一人が遊んでいるYOUTUBEでは、妙な形のサウンドホールを持ったギターが出てきます。
http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/blog-entry-30.html

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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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