シューマン チェロ協奏曲イ短調


6月スタートの日曜日の夜。きのうきょうと当地は35℃超えの猛暑日を記録。梅雨入りを前に夏本番の前哨戦。エアコンなしの静かで快適な季節はほんの一時で終わり、これからまた秋まで文明の利器の厄介になる。ぼちぼち明日に備えてクールダウンの時刻だが、1枚聴くことにした。


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このところチェロの盤をいくつか聴いてきたが、きょうもその続き。今夜はロマン派ど真ん中のシューマンが唯一残した協奏曲を取り出した。LP盤もあったはずだが棚をサーチするのも面倒と、例によってトルトゥリエのボックスセットの#5を引っ張り出した。1978年の録音。トルトゥリエの息子ヤン・パスカル・トルトゥリエがロイヤルフィルハーモニーを振って伴奏を付けている。
シューマンはピアノ、ヴァイオリン、チェロのためにそれぞれ1曲ずつ協奏曲を残し、そのいずれもがロマン派の薫り高い名曲だ。この曲は全3楽章がアタッカで演奏される。第1楽章の出だしの4小節から一気にドイツロマン派の特徴とでもいうべき、たゆたうような息の長いメロディーにひきつけられる。しかもソロとオケが渾然一体となって曲を構成し、ソロ+伴奏という単純な構図に終わらない。第2楽章は短いながらも美しいアンダンテ。弦のピチカートにのってチェロがレシタティーボ調に歌う。ときに木管群との対話も交わしつつ第1楽章の主題を回顧する。第3楽章になって音楽は躍動的になって技巧的なパッセージが続き、この曲が屈指の難曲であることをうかがわせる。チェリストには腕の見せ所だ。
トルトゥリエの演奏はいつもながら張りのある音色と活き活きとした歌いっぷり。決して技巧派というチェリストではなかったが、終楽章の難しいパッセージも歯切れのいいボウイングでピタリと合わせていてさすがのひと言だ。


第1楽章。ベネディクト・クレックナーという25歳の若手。バックを小編成の弦楽オケにアレンジしている。この曲には相応しい編成に感じる。ソロもオケもよく歌っている。


第2楽章
第3楽章


第1楽章。ノルウェイのトルルス・モルクというチェリスト。2005年パーヴォ・ヤルヴィ指揮のN響と。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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