ヤニグロ(Vc) ベートーヴェン チェロソナタ第1番ヘ長調


当地では先週末から梅雨の晴れ間が続いていたが、きょうは夕刻から再び雨に。早いもので六月も半ばを過ぎた。業務ほぼ順調。体調ほどほど。残念ながら音楽を聴く意欲だけ長期停滞傾向が続いている。今夜もかなり長いこと音盤棚に向かって手に取っては戻しの繰り返し。無理して聴く必要もないのだが、少々無理して聴かないと、絶えて久しく…になりかねないので。


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…というわけ、取り出したのはヤニグロの弾くベートーヴェン:チェロソナタ全曲を収めた2枚組アルバム。その中から第1番ヘ長調を聴くことにした。イエルク・デムスのピアノ。録音はちょうど50年前の1964年ウィーン。
ベートーヴェンの5曲あるチェロソナタのうちでもっともポピュラーなのは第3番イ長調だが、マイ・フェイバリットはむしろこの第1番だ。先日、チェロ相方女子と話をしていた際、彼女も第1番が好きだと言っていた。
第1番は二つの楽章から出来ているが、その第1楽章冒頭のアダージョ・ソステヌートの序奏が素晴らしい。ハイドンの交響曲序奏を思わせる荘重な雰囲気の中に美しい歌があふれる。この序奏だけでも、この曲を聴く価値がある。主部に入ってまず気付くのはピアノパートの雄弁さ。もちろん単純な伴奏音形に留まることはなく、しばしば主旋律を取り、チェロがハモりに回る。チェロとピアノの協奏ソナタと言ってもいいほどだ。
ヤニグロのチェロは高貴で美しく、申し分ない。協奏的に合わせるピアノのデムスも全盛期だろう。古典的な折り目正しさを守りつつ、ロマンティックなフレーズも歌い過ぎず、終始品格の高い音楽に満ちている。


この盤の音源。第1番と第2番。



以前も貼ったヒンデミットの『葬送の音楽』での弾き振り。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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