アクイーラ社 ペルラ弦


梅雨時の手慰みにギターの弦交換をした。肴にした相手は手持ちのギターのうち最近調子のいいデイヴィッド・ホワイトマン作ハウザー1世1941年モデル。選んだ弦は伊アクイーラ社のペルラというシリーズ。もうだいぶ以前に入手しておきながら、これまで張る機会がなく、今回がお初となる。


R0013444 (480x480)  R0013450 (480x480)

R0013436 (480x480)  R0013433 (480x480)

R0013446 (480x480)  R0013449 (480x480)


アクイーラ社のギター弦が日本で販売されるようになったのは10年ちょっと前だろうか。一般のナイロン弦と比べ数倍する価格が話題になった。その後値下げがあったり、反対に他の弦が少しずつ値上がりしたこともあって、以前に比べると敷居が低くなった。今回張ったペルラは都内某店で税込1755円。以前の半分くらいになった勘定だ。
さてペルラ弦。写真のように特徴的な高音弦は植物性由来のバイオナイロンという素材で(ごく最近また素材は少し変ったらしい)、見た目はナイルガットと見分けが付かないような乳白色。低音弦は一般の銀メッキとさほど変らない外観だ。一昨日の晩に張って、二晩おいて本日試奏となった。

やはり特徴的なのは高音の音色だ。同じアクイーラ社のナイルガットを使ったアルケミア弦のガット弦のようなざらっとした手触りと、その感触をそのまま音にしたようなカリッとした高次倍音を含む音に比べると、ペルラ弦の手触りは滑らかで、爪のノイズもほとんど入らず、モノトーンかつ太い音色を持っている。昨今流行りのやや金属的な響きの対極といったらいいだろう。落ち着いていて、やや古風な響き。ただ音量感は十分あってよく鳴っている。低音も高音の音色を合わせるように落ち着いた音で、金属的な響きは皆無。人によっては何となく古臭い、鳴りが悪いと感じる向きもあるかもしれない。ぼく自身の低音のイメージは、和声の成り立ちを支える重要な土台。金属的にビーンと鳴るよりは、深く太くゆったり鳴ってほしい。新品の低音弦より、少し使い古した低音弦の感じが好きな理由はそこにある。その点このペルラは悪くない。高音・低音とも、まだ張って間もない時期。これからもう少し伸びが進むとテンションも下がり、本来の音色がより明確になってくるだろう。


ガット弦製造の様子。アクイーラ社と思われる。



1時間超の長編



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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