クライバーン(Pf) ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調


台風一過の週末のあと再び梅雨前線登場。梅雨明けにまだもう少しかかりそうだ。
週明け月曜日。8時少し前に帰宅。いつも通り、ぼちぼち日付が変る頃になってアンプの灯を入れた。先週末の群馬交響楽団の演奏会に行けず、シェエラザードとラフマニノフを聴き逃したが、今夜はそのうちのラフマニノフを聴こうと音盤棚を探索した。ラフマニノフのP協2番は…と探してみたのだが中々見つからない。よくよく考えてみると、この曲の盤を持っていなかったかもしれないとも思いつつ、ようやくこの盤が目に止った。


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ヴァン・クライバーンのピアノ。フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団がバックを付けている。1962年録音。手元の盤は例のコンドラシンとのチャイコフスキーP協1番とカップリングされた1965年の国内盤で、もしかしたらこの有名な盤の国内初出盤かもしれない。例によって大阪梅田の名曲堂阪急東通り店にて10年近く前に手に入れたはずだ。
クライバーンとこの2曲の録音について解説するつもりはないが、今も同じカップリングで出ている有名な盤だ。

ラフマニノフのこの曲を初めて聴いたのは大学1年のときだったろうか。FMをエアチェックしたテープでこの上なく甘美なメロディーを聴きながら、二十歳になるかならないかの生意気盛りで、大の男が聴く音楽じゃないなあと、うそぶきながらも繰り返し聴いていた記憶がある。よくよく聴くと何のことはない、男のセンチメタリズムの塊のような曲だ。
剛直ともいえるほどライナー&CSOのバックにのって、クライバーンのピアノも負けずと力にあふれた演奏を繰り広げる。しかし、チャイコフスキーならいざ知らず、いくらロシアンピアニズムの典型とはいえラフマニノフは力一辺倒ではうまくいかない。若きアメリカンドリーム、一夜にしてスターになった彼に、男のセンチメタリズムなどは縁なしだったのかもしれない。
演歌の一発屋ではないが、クライバーンはこのときをピークにパッと咲いた花がそのまましぼむように忘れられたピアニストになり、昨年2013年2月27日78歳で亡くなった。


この盤の録音された1962年に始まったクライバーン国際コンクール。辻井伸行の優勝でクライバーンの名を知った人も多いだろうか。昨年2013年プロムスでの演奏。第1楽章開始から尋常でない緊張と切迫感。いろいろな才能がある人だと思うが、どうか正統派のコンサートピアニストとして活躍してもらいたい。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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