ケルテス&VPO ドヴォルザーク交響曲第9番ニ短調


月があらたまって八月。今週前半は比較的涼しい日が続いたが、次第に暑さ復活。週末金曜日ということもあって、きょうは職場の同僚オッサン連中でチョイと暑気払い。下戸のぼくなどは暑気払いの方がよほど暑苦しいのだが、まあ時候の催しということで…


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もう日付が変る時刻だが、実は少し前から聴こうと思っていた曲があって、今夜ようやくそれを取り出した。
ドヴォルザークの<新世界から>。たまたま数日前にカーラジオから流れるのを聴いて、しみじみといい曲だなあ、とあらためて感心し、久しぶりに聴きたくなっていた。な~んだ、新世界か…まあ、そういうことなかれ。
取り出したのは、イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーンフィルの演奏。1961年ケルテス32歳のときの録音。昔から名盤の誉れ高い一枚だ。手持ちの盤は10年程前に出ていたミドルプライスのCD。

<新世界>のマイベストは、フリッチャイ&BPO盤だが、このケルテス盤もまた違った良さを持っていて捨てがたい。フリチャイ盤が往時のBPOのほの暗い音色と、寂寥感と望郷の念に満ちた歌いっぷりが見事であるのに対しケルテス盤は、録音当時32歳だったということもあってだろうか、音楽がストレートで生気にみなぎっている。金管群の押し、ティンパニの重量感も申し分ない。そしてさすがのウィーンフィルというべきか、弦の音は明るく伸びや、かつ量感があって素晴らしい。 デッカ録音ということで、目前に音像が展開するマルチマイクのデッカサウンドかと思いきや、案外遠近感のある録音で、オケは前後方向に深く定位する。カップリングされている<スラブ舞曲>と<モルダウ>(これらはイスラエルフィルとの演奏)も、フレーズによってスピード感ある疾走と抒情的な歌いっぷりとを巧みに使い分けていて素晴らしい仕上がりだ。
ケルテスは大いに期待されながら、1973年に44歳という若さで亡くなった。イスラエルフィルに客演し、テルアビブで海水浴中の出来事だった由。彼のブラームスなども評判が高いが、たまたま巡り合わせが悪いのか、未だ聴く機会を持たない。


この盤の第4楽章



ドヴォルザーク<謝肉祭> ケルテスと蜜月時代をもったロンドン響との演奏。



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No title

こんにちは。
「新世界」ほんとうにしみじみ良い曲ですね。
ときどき無性に聴きたくなります。
「完璧な作品」と呼びたくなります。
ケルテス盤は私も好きです。

ブラームスの交響曲は、初めて聴いたのがケルテスのLPだったので、
少々思い入れがあります。
もし生きていたら、偉大な巨匠指揮者になっていたでしょうね。

Re: No title

木曽のあばら屋さん、こんばんは。お久しぶりです。
クラシック愛好家の中では、クラシックを聴き始めた初期にこの曲に巡り合った
という人が多いでしょう。もう間十年も親しんでいてもときどき聴きたなり、
そして聴くとしみじみいい曲だなあと感じる、やはり名曲というべきですね。
第1楽章の序奏からいっきに引き込まれます(^^
調べてみるとケルテスは、クライバー、プレヴィン、アーノンクールあたりと同世代。
存命なら円熟の至芸を聴かせてくれていたことでしょうね。
ブラームスもいずれ聴く機会があると思っています。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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