J.S.バッハ フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034


きのうの昼過ぎ、突然ガツンときて驚いた。関東内陸部で震度5弱の揺れを記録。目立った被害はなかったが、平穏無事と思っていた関東平野内陸のど真ん中も、利根川に沿って危ないラインが通っている様子。狭い日本、どこにいても爆弾の上に乗っているようなものかもしれない。
さて週半ばの水曜日。先日勤務先同僚でフルートとチェロの両刀使いの知人と、バッハのフルート曲談義になって、そういえば久しく聴いていないなあと思い、バッハのフルートソナタを聴くことにした。


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オーレル・ニコレのLPがあったはずだと思いつつ見つからない。仕方なく例のバッハ全集を取り出した。フルート作品のBWV1030から1035、それと無伴奏の1013が2枚のCDに収まっている。トラベルソがステファン・プレストン、トレヴァー・ピノックのハープシコード。曲によってジョルディ・サヴァールのガンバが加わる。1975年録音。BWV1030のロ短調が最高傑作という知人の意見に異議はないが、今夜は以前からギター版の演奏で親しんでいたこともあって、BWV1034ホ短調のトラックを選んだ。

 第1楽章 アダージョ・ノン・タント
 第2楽章 アレグロ
 第3楽章 アンダンテ
 第4楽章 アレグロ

セオリー通り、ゆっくり、はやい、ゆっくり、はやいの4楽章構成。
トラヴェルソの演奏ということもあって(加えて通奏低音がチェロではなく、ガンバということもあって)、冒頭のアダージョから落ち着いた渋い響きが部屋を満たす。2楽章のアレグロになって、トラヴェルソの技巧的なフレーズやそれに絡む通奏低音も闊達に響き、ようやく音楽は活気付く。3楽章は温かみのある穏やかな旋律が長調と短調と行き来する。終楽章は再びソロの技巧の見せ所。ガンバによる通奏低音も負けずに活躍し、バッハらしい精緻なポリフォニックな響きが続く。
モダンフルートによる演奏ならずっと明るく華やかな響きになるところだが、やはり予想以上にトラヴェルソの響きは渋い。ピッチや音域の高い方、低い方のコントロールは中々大変そうというのが聴いていても分かる。しかし、柔らかいアタックと独特の音色は現代にはない響きで魅力的だ。


バロックフルート、バロックチェロによる演奏。 モダンフルートとはまったく趣きが異なる。



この曲をギターにアレンジしたデイヴィッド・ラッセルによる演奏。



◇楽譜はこちら。このままソロパートとバスパートをギター2本で遊べそうだ◇


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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