コンヴィチュニー&LGO シューマン 交響曲第4番ニ短調


日中、台風崩れの気圧の谷が駆け抜け、夕方には西の空から雲が切れ始めた。あすは台風一過か。一緒に持ってきた南の暖かい風のせいか、夜になっても気温が高めで、少しムッとする。
さて、ブログ開設4周年を前に、プチ強化週間…ってわけでもないけれど、今宵も更新いたします。


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先日セルのシューマンを手に入れてから、手持ちシューマン交響曲の在庫確認が続いている。今夜は手持ちの盤の中ではもっとも初期に手に入れたコンヴィチュニー&ライプツィッヒゲヴァントハウス管による第4番を取り出した。ぼくら世代にはお馴染みの70年代廉価盤シリーズ:フォンタナレーベルの1枚。第3番と第4番のカップリング。1960年と61年の録音。数年前に同コンビのCDボックスセットが安く出た際に、全集として揃った。CDの11枚ボックスセットにはシューマンの交響曲他、同じシューマンの管弦楽ピース、ベートーヴェンの交響曲全曲、オイストラフ親子のソロによるバッハの協奏曲他、かなりの曲が収録されている。LPの方はかれこれ40年前となる学生時代に手に入れ、それこそ擦り切れるほどよく聴いた。幸い盤質は現在も良好。いまもノイズレスで当時の音が蘇る。

このコンビのキャッチフレーズというと、もう昔から決まっていた。いわく、伝統を誇るいぶし銀の滋味あふれる響き…大体はそんなフレーズだった。その後の東西ドイツの統合、そして世代交代もしただろうから、同団もいつまでもそんな形容詞でくくれるオケではなくなっていることだろう。しかし、そうした前置きを横におき、虚心に聴いてみる。
オケの音としては派手さはなく、弦楽群と木管群との音色を整いよくブレンドされている。金管群も突然突き抜けてくるような響きがない。弦や木管による響きを底上げするような鳴り方だ。弦楽パートでは、コントラバスとチェロの下支えが極めて明瞭で要所要所のアクセントも低弦群のエネルギーが支配する。全体的には古色蒼然とした渋い響きといえるが、オケは十分鳴っていて迫力に不足はない。アンサンブルも、切れ味鋭いものではないが、よく整っている。つまりは、シューマンの、そしてこの第4番のイメージにジャストフィットといっていいだろう。しかし…、とここまで書いておいて、ちゃぶ台をひっくり返すようでナンだが、この曲に関してはなんといってもフルトヴェングラー&BPOによる名盤がある。こちらのついては近々また。


この盤の音源。第1楽章。YouTubeへのアップに際して、かなり音をいじっているようで、ときに不自然なダイナミクスが耳に付く。



カラヤンとウィーン響によるリハーサルPart1。


英語字幕なしの全編はこちら。ゲネプロ付き。


夏前に、ラトル&BPOがシューマン交響曲全集をリリースした。中々商売上手なパッケージに仕上がっている。 そろそろPCオーディオやらハイレゾやらへの対応も必要かな…




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祝!

祝!ブログランキング1位!
恐縮なさっているだろうなぁと、お察しします。
シューマンのシンフォニー、お恥ずかしいのですが、初めて聴きました。
いい曲ですね、なんて浅すぎる言葉しか出てきませんが……ブラームスなどに比べると、やはりマイナーなんでしょうか。

Re: 祝!

ナタデココさん、こんばんは。
バナークリックを要求するブログ主というのもナンダカなあという感じですね。ともあれ、クレームもなくポイントアップに協力していただき、ありがたく思っています。
シューマン…いいですよ。ブラームスに劣らずといったら少々言い過ぎかも知れませんが。私は大好きです。プロモーションビデオでラトルが言っているように、どちらかというとこれまで重厚長大な重々しい解釈がなされてきましたが、時代的にはまさにメンデルスゾーンと同時代の初期ロマン派。しなやかなロマンに満ちたドイツ音楽という感じです。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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