マウロ・ジュリアーニ ロッシニアーナ第1番


八月下旬以降、さほどの残暑もなく九月を向かえ、あっという間に秋めいた今年だが、当地関東では、ここへきて昼間はムッとするほどの天気が続いている。あすもどうやら30℃近くまで上がるとか。十月に入っていっせいに衣替えしていたのも今は昔。勤め人も学生も、もうしばらくは夏支度が続く。
…という、年寄り臭い天気話の前振りで…さて、五年目もボチボチ行きますか…


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一応ギター愛好家なので(^^;、今夜はギターの音盤を。
マウロ・ジュリアーニの<ロッシニアーナ>を聴いている。フレデリック・ジガンテのギター独奏で、ロッシニアーナ第1番から第6番までの全曲と変奏曲4つが2枚のCDに収録されている。1992年録音。少し前にベートーヴェンのマンドリン曲を取り上げたときと同じ、海外廉価盤ARTSの盤。

ジュリアーニはギター弾きにはお馴染みかつ必須曲を多々残しているイタリア生まれの作曲家。元々はヴァイオリンやチェロを学び、その後ギターも習得。19世紀初頭のウィーンで作曲家兼ギタリストとして大そう人気を博し、その華麗な技巧を駆使して、古典様式の曲を多く残した。ベートーヴェン、フンメル、ロッシーニらとも交流を持ち、ベートーヴェンの第7交響曲初演時のオケにチェリストとして入っていたという。
6曲残されているロッシニアーナは、その名の通り、ロッシーニの人気オペラのアリアなどから題材を取ったポプリ。元のアリアの魅力というよりは、それを使った技巧的なパラフレーズが聴きどころだ。ジガンテは実に真面目が過ぎるくらいにこの曲に取り組み、正統的な古典様式で整った演奏を聴かせてくれる。

クラシックギターを中級程度まで進んだ方にはよく分かるだろうが、特徴的なアルペジオの音形や高速のオクターブ跳躍で進む音階など、ジュリアーニの楽譜は見ただけで彼の作と分かる。単純な指使いが多いのだが、個人の運動能力との相性で得意不得意が出る作品が多い。ちなにみ、ぼくは苦手で旧友Y氏は得意…といった具合だ。古典ギター期の双頭ともいうべきもう一人、フェルナンド・ソルのような意味深長さはあまりないが、古典様式に忠実な和声感と華麗な技巧を駆使した曲は、やはりギター弾きには必須の作品だろう。


ドイツのイザベル・ゼルダという若いギタリストが弾くロッシニアーナ第1番。



ロッシニアーナ第1番と第2番。



◆ジュリアーニについては、こちらのサイトに詳しい。楽譜も大方のものは閲覧可能◆



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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