レヴァイン&VPO モーツァルト 交響曲第31番ニ長調<パリ>


十月最初の週末。当地から1時間半ほど車を走らせ、隣県長野の軽井沢へ。避暑の時期は終わり、紅葉にはまだ少し早いということで、盛夏には混雑する同地も人出ほどほど。アウトレットで少々買い物をして夕刻前に帰宅した。世界遺産登録を果たした群馬県の富岡製糸場に業界もさっそく反応。アウトレット内のコンビニには、こんなパッケージ(写真)があった。ケンミンショウで群馬県人のソウルフードと紹介される<焼きまんじゅう>。まあ、魂の…と言うほどのものではない。ときどきは食べますけどね。菓子ヴァージョンは如何に。


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さて夜になって二日振りにリスニングタイム。久々にモーツァルトのシンフォニーでも。
モーツァルトの交響曲というと、まずは後期の36番以降。ついで35番<ハフナー>、25番ト短調あたりがポピュラーか。加えて29番イ長調の簡素ながら穏やかな曲調もいい。おそらくこのあたりまでは多くの輩の共通認識だろう。問題はその次。ぼくの場合は次にくるのは第31番のパリ交響曲だ。


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というわけで、ジェームス・レヴァインが1985年にウィーンフィルといれた盤を取り出した。手持ちの盤は録音の数年後にミッドプライスのシリーズで出たときのもの。31番の他、25番と29番がカップリングされていて、ちょうど後期作品の次にセレクトする佳曲が収まっている。はっきりした記憶はないが、このカップリングの妙にひかれてこの盤を手にしたのだろう。
31番<パリ>は通常のメヌエット楽章を持たない全3楽章形式ながら、派手好きだったパリの聴衆に合せたのか、オケの編成はモーツァルトの交響曲の中では最大級のもので、完全な二管編成。モーツァルトが初めてクラリネットを使った曲でもある。第1楽章は当時のパリの聴衆が好んだという輝かしいユニゾンで始まり、35番のハフナー交響曲を思わせる。展開部は冒頭のユニゾンで始まるが次の瞬間、大胆な短調への転調があり、ここだけでもモーツァルトの天才性を感じる。穏やかな第2楽章アンダンテをはさんで第3楽章は再び輝かしいフレーズで始まる。しかし脳天気なロンドではなく、短いながらソナタ形式で書かれ、ときフーガを配し、大胆な転調も加えて後期作品にも勝るとも劣らない素晴らしい効果をあげている。レヴァインの指揮は、この第31番の輝かしい雰囲気にぴったりで、速めのテンポで鮮やかに進む。カップリングされている29番などは、もう少し素朴にのんびりやってほしいのだが、25番やこのパリ交響曲での相性は悪くない。


英国王立音楽院のオケによる全曲。この曲で印象的な二箇所。第1楽章3分47秒の転調と第3楽章16分50秒から56秒の短調経過句。



ホグウッド&AAMの演奏で第1楽章。展開部に入る3分12秒、一瞬の転調!



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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