シューベルト 弦楽四重奏曲第14番 <死と乙女>


先週から続きで、近々予定しているコンサートの予習を兼ねたカルテット・シリーズ。今宵はシューベルトの<死と乙女>。
近々予定しているというのは、ウィーンフィルの若手メンバーからなる<シュトイデ弦楽四重奏団>の公演。
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「セリオーソ」
  ラヴェル:弦楽四重奏曲
  シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」
というプログラム。来週11月17日月曜日に浜離宮朝日ホールで開かれる。(主催者によると、まだチケットはあるようなので、ご都合つく方はぜひどうぞ)


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さて<死と乙女>。学生時代にはFMからエアチェックした何かの演奏で随分と聴き馴染んだ。その後、とんと聴いていなあと思いつつ、音盤棚を探す。…うん?ないなあ。この有名なカルテットがないのか。記憶ではスメタナかアマデウスの盤があったように思ったが見当たらない。それでは、こちらはと思って取り出したのは、数年前に出た10枚組の激安ボックスセット(10枚組で千数百円)。スイス・イタリア語圏放送局(ルガーノ)の音源から録られたもので、指揮者編・協奏曲編・ピアニスト編・室内楽編の4セットが出た中のもの。その室内楽編に…ありました(^^; スメタナSQの1982年の録音。放送用録音(ライヴ)で、80年代にも関わらずモノラル。但し音そのものは悪くない。どうやら今も現役盤のようだ。50年代から90年代まで中々の顔ぶれが揃っている。


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第1楽章の主題が流れてきて、ああこのメロディーだったと、昔の記憶が一気に蘇ってきた。標題からは、まさに乙女チックな夢想的なイメージを抱くのだが、出だしからそんな気配はなく、死神の誘いを拒否する乙女の切迫した叫びが聴こえてくる。第2楽章は標題のもとになった歌曲のピアノ伴奏を元にした変奏曲。ト短調の調性で悲歌が歌われる。第3楽章スケルツォは中間部でニ長調に転じて、全楽章短調づくしの中にあってホッとするフレーズだ。終楽章は急速調のタランテラ。慌しいリズム刻む音形の上を流麗なメロディーが流れる。
スメタナSQのこの演奏はライヴ録音らしい緊張感の中、中低音の充実した腰の座った演奏。来週のシュトイデSQやいかに。21世紀のウィーンフィルの中核をなすメンバーがどんな演奏を聴かせてくれるか、大いに楽しみだ。


メリディアンアンサンブルSQという若い団体による全曲。



この曲にも先日の<セリオーソ>同様、G・マーラーの弦楽アレンジ版がある。第1楽章



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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