クナッパーツブッシュ&VPO ワグナー名演集


11月も業務終了。きょうは夕方から勤務先同僚とだいぶ気の早い忘年会。妙齢女子も加わってオチャケも進みました(^^。10時を少し回った頃に帰宅。日付が変る時刻になってひと息ついている。あすは休み、まあノンビリいたしませう。


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そういえばしばらく聴いていないなあと、突然思い出したようにワグナーが聴きたくなって、この盤を取り出した。クナッパーツブッシュがウィーンフィルを指揮したワグナーアルバム。1956~1959年の録音。手持ちの盤は90年代終盤にミッドプライスで出たときのもの。収録曲は以下の通り。

 1. 楽劇≪神々の黄昏≫ 夜明けとジークフリートのラインへの旅(序幕)
 2. 楽劇≪神々の黄昏≫ ジークフリートの葬送行進曲(第3幕)
 3. 舞台神聖祝典劇≪パルシファル≫ クンドリの語り「幼な子のあなたが母の胸に」(第2幕)
 4. 楽劇≪ヴァルキューレ≫ ヴォータンの告別「さようなら、勇ましいわが子」-魔の炎の音楽(第3幕)
 5. 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫ 第1幕への前奏曲
 6. 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫ イゾルデの愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」(第3幕)

世には熱心なワグナーファン、クナファンも多く、この演奏の素晴らしはすでに語り尽くされている。クナッパーツブッシュのワグナーを初めて聴いたのは、もう40年も前の学生時代。定石通り?当時盛んに書いていた宇野御大の文章に感化されたのがきっかけだ。晩年のミュンヘンフィルとのワグナー管弦楽集、英デッカの総力を挙げてリング全曲録音となるはずだった(結局その計画はショルティに受け継がれた)ワルキューレ第1幕。当時、簡単に手に入る盤はその程度だった。ぼくのワグナースタンダードはこれらの盤による。だから、それ以降聴いた<普通の>演奏が物足らなく感じたのも無理はない。

悠揚迫らぬテンポ、深い呼吸によるフレージングとアインザッツ、いずれも巨大なワグナーの曲想を一層神格化するような演奏だ。この盤ではそうしたクナの持ち味が生々しいステレオ録音で堪能出来る。いずれの曲も極めつけの演奏といっていいが、中でも第4曲、ヴォータンの告別「さようなら、勇ましいわが子」と魔の炎の音楽は圧巻だ。ジョージ・ロンドンの深みと張りのある声、オンマイクでとらえられたのウィーンフィルのリアルな音像、楽劇全曲盤を聴くにしくはないが、中々腰を据えて全曲盤を聴くことも出来かねる。この1枚のアルバムはお手軽という気安い言葉では扱えないほどの重さを持ちながらも、ふと思い立ったときにワグナーの響きに浸れる名盤だ。


この盤の音源。 楽劇≪ヴァルキューレ≫ ヴォータンの告別-魔の炎の音楽。



1962年VPOとのライヴ。
トリスタンとイゾルデ<前奏曲と愛の死>から。この盤でも歌っているビルギッテ・ニルソンのソプラノ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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