カラヤンのチャイコ4@1971


二つ玉低気圧通過で大荒れの日本列島。関東地方も昼間はみぞれ混じり冷たい雨と風が吹きつけた。すでに低気圧は当地からは抜けたが、あすは二つ玉が合体して更に発達。北日本は荒れ模様の予報だ。こうして二つ玉低気圧がやってくると、いよいよ冬本番と実感する。冬本番といえば、音楽にも季節感を感じることは多く、ぼくの場合、冬の到来を告げるのはチャイコフスキー、それも第4交響曲だ。


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そんなわけで、冷え込む今夜はカラヤンとベルリンフィルのチャイコフスキー第4番のレコードを取り出した。1971年録音のEMI盤。手持ちの盤は70年代後半に2枚組み廉価セットで出たときのもの。ジャケットをみたら、RECOfan_USED良品_¥100のシールが貼ってあった(^^; 10年程前にアキバか渋谷のレコファンで捕獲したものと思う。
全集版となっている60年代の録音、そしてこの数年後1976~77年の録音は共に独グラモフォン:DGだが、この71年録音の第4・5・6番はEMIレーベル。同時期にワグナー管弦楽曲集やブルックナーが録音された。録音場所は古巣のイエス・キリスト教会。ちょうどコンサートの本拠地であるフィルハーモニーホールへ切り替わる移行期間にあたるだろうか。

流麗かつ華麗なチャイコフスキーだ。オケ全体が豊かな残響を伴って鳴り響き、メロディーはレガートに歌われ、低弦群が柔らかなボリューム感をもって音楽を下支えしている。DGとEMIの録音ポリシーの違いも大いに影響しているだろう。DGに比べホールエコーは多く、高音域にアクセントがあって、よくいうと華やか、悪くいうとややドンシャリ気味に響く。60年代のこのコンビは颯爽とした音楽の運びながら音色そのものはまだ50年代からの低重心の響きを持っていたが、このEMIを聴くと70年代に入って、いよいよカラヤンサウンドに仕上がってきたのだなあと感じる。

演奏の内容そのものは、万事カラヤン流のチャイコスフキーだ。拍節の頭やフレーズの開始をあまり明瞭にせず、どこからともなく始まり消えていく。その繰り返しで音は常に途切れず、一音一音に意味を感じ瞑想することはない。そして終楽章の疾走する迫力は圧倒的だ。昔からチャイコフスキーに関してはカラヤンの演奏を好ましく感じていたが、いま聴いてもその印象は変らない。


この盤の音源。



晩年、関係を深めたVPOとのライヴ。




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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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