モーツァルト ディヴェルティメント K.136&138


空っ風が名物のこの時期の当地には珍しく、きょうは一日穏やかな日和に恵まれた。例によってこれといったこともなく三が日も終わり、明日から日常復帰という日曜日。昼下がりのひととき、明るく伸びやかな曲でも聴こうかと音盤棚をサーチ。こんな盤を取り出した。


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オーケストラ・アンサンブル金沢によるモーツァルトの弦楽合奏曲が収められた盤(こちらで試聴も)。指揮は長らくアルバン・ベルク四重奏団の1stヴァイオリンを受け持っていたギュンター・ピヒラー。2005年同団のホーム、石川県立音楽堂での録音。金沢は学生時代を過ごした思い出の地。2007年、出張で久々に訪れた際に、地元の老舗:山蓄(2009年閉店)で手に入れた。以下の通り、お馴染みの三曲が収められている。

 ・セレナード 第13番 ト長調 K.525
 ・ディヴェルティメント ニ長調 K.136
 ・ディヴェルティメント ヘ長調 K.138

ディヴェルティメントの二曲を聴く。
K.136の第1楽章アレグロ冒頭のフレーズが部屋に満ちる。いきなり妙な例えだが、採れたての、生きのいい海老がピチピチと飛び跳ねる様を想像してしまった。正月のハレの気分に相応しい曲として、これ以上の曲はないかもしれないと思う程だ。ライナーノーツによれば、編成は8-6-4-4-2と室内合奏としては標準的だが、演奏様式はカルテットかと思われる軽快なテンポとすっきりとしたアンサンブル。やや速めのテンポで軽やかに進む。K.138はヘ長調という調性と曲そのもの構成がK.136に比べて技巧的なためだろう、時折り転じる短調フレーズのスパイスも程よく効いて、明るさの中にも落ち着きと深さを感じさせる。
この盤はSACDとのハイブリッド仕様で、SACDモードではマルチチャンネルの再生が可能とある。手持ちの機材の都合で通常のCDモードで聴いているが、録音すこぶる優秀。伸びやかなヴァイオリン群はやや近めにクリアに捉えられ、同時に2本のコントラバスから繰り出される低音の基音が響き全体をしっかり支えていて、まことに気持ちのいい。少々音量を上げて聴いているが、まったくうるさい感じがしない。

さて、あすからまた日常回帰。このディベルティメントにように伸びやかかつハッピーにいきましょか。


水戸室内管弦楽団によるK.136。
1stVnに座っている潮田益子は2013年5月に逝去。



K.138 カルテットによる演奏。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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