シベリウス 組曲<カレリア>



関東は寒さも程々。冬晴れの穏やかな日が続く。あすからは少し下り坂との予報。大そう乾燥しているので、少々雨がほしいところではある。 さてきょうは8時少し前に帰宅。例によってひと息ついて音盤タイム。たまたま今朝、通勤途中で聴いたFMで流れていたのを思い出し、こんな盤を取り出した。


Sibelius.jpg  DSCN3071 (480x480)


シベリウスの組曲<カレリア>。
先日五番交響曲の記事を書いたが、今年はシベリウスの生誕150周年にあることを思い出した。ちなみに昨年はワグナーとヴェルディの生誕200周年だった。シベリウスは1865年に生まれ、1957年に没している。
さて組曲<カレリア>。手持ちの盤は1980年前後にEMIから出た<北欧の抒情シリーズ>の1枚。シベリウスが作った抒情的な管弦楽曲のいくつかがそれぞれ異なった演奏団体によって収録されている。以前、この盤に収められている組曲<恋人>を記事にしたことがあった。この盤を取り出すのはそのとき以来だ。組曲<カレリア>はタウノ・ハイニカイネンという指揮者がシンフォニア・オブ・ロンドンを振っている。 元々は野外劇のための作られたこの曲、シベリウス本人がその後改編し、現在はカレリア序曲と3つの曲からなる組曲<カレリア>として残っている。
第1曲<間奏曲>の出だし、まるでブルックナー開始のようなざわざわとした弦のトレモロで始まるが、付点音符の明るいフレーズがホルンで提示されると、ああ、これはブルックナーではないなとすぐ分かる(^^; むしろワグナー風といった方が近いかもしれない。ほどなく打楽器も伴ったリズミックな主部に入る。音楽は明るく大らかだが、決してドンチャン騒ぎではなく、どこかほのぼのとした風情を残し、最後にホルンのフレーズが回顧されて曲を閉じる。
第2曲<バラード>はこの曲の中心といってよい。木管楽器によって哀愁に満ちた主題が提示され、やがて弦楽群に引き継がれて切々と歌われる。シベリウスが書いた最も美しい旋律の一つだろう。最後はコールアングレが美しいソロを取る。第3曲<行進曲風に>では再び音楽は活気を取り戻し、リズミックな曲想と親しみやすいフレーズが続く。
シベリスは20世紀半ばまで存命した作曲家。交響曲などではやや難解な作風も示すが、当然19世紀的なロマンティックで抒情的な側面も強く、ポピュラリティーや民族色の強い、しかし品格のある美しいな曲も多く残した。この組曲などその典型だろう。


全曲。ミヒャエル・シェーンヴァントが指揮するオランダ放送のオケ。ホールはコンセルヘボウ。



ところでこのブログ。与太話もぼちぼち千話。昨年秋、ランキングバナーのクリックお願いマスダアケミ…と書いてから、<クラシック音楽鑑賞>ジャンルの一位と二位を行ったり来たりの状態が続いているが、このところ少々低迷。引き続き一日一クリックのほど、お願いいたします。

■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)