shure SE535


下戸のぼくには珍しく、きのうきょうと続けて飲み会。程々に楽しく過ごして帰宅。しかし…疲れましたヨ~。飲兵衛諸氏はこの疲労感も楽しみのうちなのか…わからん(^^;
さて、あすは休み。日付がまもなく変る時刻。きのう到着したお楽しみの腑分けをしつつ夜は更ける…
きのう到着したお楽しみグッズの中の一つ、ジョージ・セルとクリーヴランドのハイドン交響曲録音を集めた4枚組セットから第92番<オクスフォード>を取り出した。いつもならオーディオセットのスイッチを入れて、少々暖まるのを待つ…となるのだが、今夜はCDをノートPCのドライブに入れ、イヤフォン端子にきのう届いたshureのイヤフォンSE535を差し込んだ。


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shureのイヤフォンはちょっと特殊な装着スタイルが推奨されている。いわくshure掛け。羽生くんも…
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実はお楽しみのアイテム、shureのイヤフォンとゼンハイザーのヘッドフォンの音をきちんと確認したかったのだが、メインのオーディオセットであるLUXMANのアンプL-570にもCDプレイヤーD-500にもヘッドフォン端子が付いていない。よりピュアな再生を目指して本来の再生機能以外のものは極力排したというわけだが、まあそういうストイックなポリシーをPRに使おうというものだろう。実態として、ドロップ抵抗式や簡単なオペアンプによるヘッドフォン端子くらい付けたところで、スピーカーからの音質をそぐほどのことはない。しかし、無いのだから仕方ない。今回のイヤフォンとヘッドフォンの調達に合せてヘッドフォンアンプも同時に手に入れるつもりでいたが、中々機種が決まらず時間切れ。拙速に怪しいモデルを掴むのもナンだなあと思い長考モードに。仕方なくPCのイヤフォン出力で聴くにいたったという御粗末。何故またイヤフォンとヘッドフォンを同時に、しかも結構なハイエンドモデルを…という件に関しては機会を改めて。

さてセルの<オクスフォード>。予想通りというか期待通りの展開。第1序奏から、過度に意味深長になるのを避けつつも、各声部の掛け合いが緊張感をもって提示され、主部に入る前からぞくぞくと背中に電気が走る。主部に入ってからは一切の弛緩なく、古典の造形と近代オーケストラの機能美による最高レベルのコラボレーション。見事というしかない。中間楽章もよく歌い、よく踊るが、衿を正した基本姿勢は変らず。妙に媚びたりしない古武士のような風情もこのコンビの持ち味だ。終楽章は一段と疾走感を強め、途中のフーガも一気呵成に、しかし浮かれずに大団円を迎える。

shure535の音は、もちろん大型ヘッドフォンと比べると低音も音の広がりもイマイチという気もするが、装着感や遮音性といった、ぼくがこのモデルに期待していた要素を加味して考えると問題なく及第点。これまで10年近く使っていた、3千円程度のソニーのイヤフォンと比べると、もちろん雲泥の差だ。遮音性にこだわらなければ、通常のダイナミック型のドライバーによるモデルで、さらに豊かな音を出すモデルはあるから、このshureが万人向けとは思わないが、バランスド・アーマチュア方式としての完成度は十分に高いと思う。 セルのハイドンを聴いていても、ヴァイオリン群や木管群のトゥッティもよく分離するし、コントラバスの基音もきちんと把握できて、音楽全体の骨格と響きの肉付けを感じ取れる。遮音性も完璧といってよく、ノイズキャンセルモデルは不要かと思わせるほどだ。
shureの535は数年前まで同社のトップモデルだった。今はさらに上位のモデルもあるし、535のスペシャルエディションなるものもあって迷ったが、地味な色使いも好感し、程々のところで手を打った次第。ノートPCのイヤフォン端子ではなく、もう少しまともなドライブを試みた上で、改めての評価したいと思う。


今どきの若いオニサン、オネエサン。スマホや携帯プレイヤーにお気に入りのイヤフォンを挿して聴くのが当世流。モデル435と535の聴き比べや如何に。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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