メンデルスゾーン 協奏的変奏曲作品17



年明け早々にイヤフォンとヘッドフォンのハイエンド品をイッキ買い。イヤフォンのShure535は移動中の電車内、ゼンハイザーのHD800は自宅深夜リスニングでと、中々の贅沢三昧が始まった。まだ一月だというのに、この一年どうする…(^^; しかし、ドライブするヘッドフォンアンプが決まらない。shure535はiphoneにそのまま差し込んでも必要な音圧が取れることが分かったので、当面そのまま使うつもりだが、自宅内深夜リスニング用のゼンハイザーはいつまでもPCのイヤフォン端子から直にというわけにいかず思案中だ。昨年秋に発売されたマランツのHD-DAC1という製品が良さそうかと思ったが、アナログ入力系が貧弱で振り出しに戻ってしまった。基本DACのようで、アナログ入力は携帯プレイヤーを想定していて3.5ミリのミニジャック受け。感度も高めで0.2V以上は歪むという。しかも、一旦AD変換してからDAC共通の回路を通して、最後に再びアナログに戻しアンプ部に入る。どうして素直にアナログのまま増幅してくれないのか。ハイレゾも結構だが、レコードを聴く者にとっては、アナログ入力も同等程度に扱ってほしいのだ。そうなると仕様面ではフォステクスのHP-A8がマッチするのだが、こちらは見かけの面構え=デザインがイマイチ。箱物製品を作り慣れていない感じがミエミエだ。そんなこんなで一向に機種選定が進まず、イジイジしている。いっそアンプをヘッドフォン端子付きのものに変えようか…とか、とか、とか。 そんな呑気なことを考えつつ、さて、今夜も深夜音盤タイム。こんな盤を取り出した。


Mendelssohn_Bartholdy.jpg  DSCN3129 (480x480)


メンデルスゾーンのチェロとピアノための協奏的変奏曲作品17。手持ちの盤は、激安ボックスセットの創始ブリリアントクラシクスの、メンデルスゾーンの室内楽全曲を収めた10枚組中の1枚。メンデルスゾーンが書いたチェロ作品、ソナタ2曲、無言歌、そしてこの協奏的変奏曲が収録されている。チェロはクロード・シュターク、ピアノはクリストファ・エッシャンバッハ。1985年録音。原盤はスイス・クラヴェス・レーベル。

メンデルスゾーンの室内楽は、もっとも有名なピアノトリオをはじめ、清廉な美しさに満ちた名曲ばかりだ。チェロのための作品もしかり。ソナタもいいが、いまチェロ相方と取り組んでいる小品の無言歌作品109もいいし、このヴァリエーションも美しい。もっとも、チェロ弾きにはお馴染みの曲だろうが、一般のクラシックファンにはそれほど知名度は高くない。ぼくも、このセットを手に入れるまで、はっきりと意識したことがなかった。

曲名の通り、ピアノとチェロとに対等の役割が与えられ、全体としてまとまりのある作品になっている。変奏曲によくある、ソロパートの技巧オンパレードではない。曲は主題と8つの変奏からなる。チェロのオブリガートを伴ったピアノによる穏やかで美しいテーマの提示に始まり、変奏を重ねながら、音楽全体として中盤から終盤に向かって熱気を帯びていく。チェロがピチカートをで奏でる変奏のあと辺りからチェロとピアノが激しく対峙してピークを迎える。決して大きな曲ではなく、10分ほどの変奏曲でありながら、一つの音楽としての起承転結が整えられている。最後に穏やかな主題が戻ってくるくだりは感動的ですらある。


ハンガリーのイシュトヴァン・ヴァルダイというチェリストの演奏。彼は神尾真由子が優勝した2007年のチャイコフスキーコンクールでチェロ部門第3位となっている。



<伝説の>という接頭語がつくロシアのチェリスト:ヤコフ・スロボトキンの演奏。スロボトキンはドヴォルザークの協奏曲ロシア初演者。



■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)