サヴァリッシュの<春>



月があらたまって、きのう節分きょう立春。明日の関東地方は降雪の予報だが、関東の雪は冬型の気圧配置が崩れる冬の終わりから春の始めに降るのが通例。つまりは春遠からじの証しだ。
今週はコンスタントに8時前後に帰宅。適正体重キープを少々気にしながら夕飯を済ませて、二日ぶりの音盤タイム。さて、何を…。そうか、立春か…。というわけでこんな盤を取り出した。


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一昨年2013年2月22日に亡くなったウォルフガンク・サヴァリッシュがシュターツ・カペレ・ドレスデンを振って70年代初頭に録音したシューマンの交響曲集。その中から第1番変ロ長調<春>を取り出した。手持ちの盤は80年初頭にミドルプライスで再発した際の盤。その後、近年ではCD廉価盤でもリリースされている。
日本やドイツでの知名度や評価に比して、あまり録音に恵まれているいい難い感のあるサヴァリッシュ。その中にあって、SKDとのシューマンは間違いなく彼の盤歴と代表するものの一つだろう。

ぼくが初めてサヴァリッシュのシューマンを聴いたのは大学1年とき。第4番ニ短調だった。そのときの感激は今も忘れない。素晴らしく流麗でしなやかな曲の運び。豊かな残響を伴ったドレスデンの響き。貧乏学生下宿の貧弱なオーディオセット(建築用床材で作った後面開放のダイヤトーン610、NF回路に手を入れてバスブーストを付けた自作6BM8シングルのアンプ、トリオのチューナー、ワウ・フラッターに悩まされたティアックのカセットデッキ…)から流れる音楽に、これまでに味わったことのない感銘を受けたのを覚えている。

春の訪れを告げるトランペットとホルンで始まる序奏から、まったく間然とするところがない。主部への移行に際してのテンポチェンジは、これまで聴いたことのある演奏の中でも最高にスムースかつエキサイティングなものの一つだ。細かなパッセージが続く主部に入ると、SKDのアンサンブルの見事さが際立つ。美しい響きにピタリとあったピッチ。オーケストラ・サウンドの極み。ときどき響き渡るペーター・ダムのホルン、決め所で轟くゾンダーマンのティンパニー、SKDの全盛期といっていいだろう。


この盤の第1楽章。LP盤音源



出だし、弦楽群のアクションが大きいなあと思っていたら…指揮者なしでの演奏。
スピラ・ミラビリスというオケ。ドイツ風シューマンとはいい難いが、中々のもの。




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No title

こんにちは。

サバリッシュのシュ-マンは展開が上手いしオケが真面目なので素晴らしいですね。

N響団員さんの話しですが棒ふりランキングは神様クラスはザヴリッシュ先生、

リハの要領が良く処をさらえばが、しっかり分かってさっさと終わってくれる。


現存では先ずブロムシュテット、メ-タ は団員が誰もが納得だそうですよ。

メ-タ-の棒を見てると数小節前を奏者に暗示させる力があると思います。 リハでも余計なつっつきもなく、アッサリだそうですよ、、口じゃなく棒のとおり付いていければ楽ですよね♪

Re: No title

マイスターフォークさん、毎度どうも(^^

なるほどなるほど…団員の評価は当然ながら練習段階での采配ぶりということになりますね。企業のボスと部下達の関係に置き換えると、大方は合点がいきます。
メータにはあまり関心を持ったことがありませんでしたが、ご指摘の点を意識してYouTubeでものぞいてみましょう。
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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